インヴィクタス10周年記念礼拝日に国王は?
ショックなのは、このことだけではない。父との面会を熱望していた王子だが、「スケジュールが埋まっているから無理」と断わられてしまったのだ。
英メディアはこの一連の動きを、「実の息子だから突き放すことがきず、これまでヘンリー王子に甘い対応をしていた国王が、今回はっきりと一線を引いた」と報道。
そんなチャールズ国王は、8日にセントポール大聖堂で行われたインヴィクタス10周年記念礼拝に参列しなかった。同日は、カミラ王妃と共に今年初となるガーデンパーティを主催し、アン王女やエドワード王子夫妻、グロスター公爵夫妻が出席。そのため、記念礼拝には主要王族は誰も姿を現さなかった。
ちなみに10年前のインヴィクタス・ゲーム第1回大会の開会式には、国王も王妃も皇太子もそろって出席し、王子をサポートしていた。
一方、記念礼拝には、母親であるダイアナ元妃側(スペンサー家)の親族――伯母、叔父、いとこはそろって出席。ヘンリー王子がはじけるような笑顔で、彼らと会話を交わしたり、抱擁を交わす姿が伝えられた。
なお、ヘンリー王子は王室離脱後もスペンサー家とは交流を続けており、昨年アメリカのモンテシートで行われたリリベット王女の洗礼式にも、王族は誰も出席しなかったが、ダイアナ元妃の二人の姉は出席したと報じられている。