チャールズ国王、王子の帰国日にショックな発表

 チャールズ国王とキャサリン妃ががん治療中のため、公務の振り分けが大変そうだと心配されている英王室。アン王女やエドワード王子の妻ソフィー妃が積極的に公務をこなしていると伝えられているが、平均年齢が高いため、このままでは体力が持たないのではないかと懸念する声が上がっている。

 ヘンリー王子を一時的に公務へ復帰させる話も報じられ、インヴィクタス・ゲーム10周年記念礼拝に参列するため一時帰国する5月上旬に、国王と公務復帰に向けた具体的な話し合いをするかもしれないとの臆測も流れていたが、それは実現しないことが明白になった

 ヘンリー王子が一時帰国した7日、チャールズ国王は、自分が31年間勤めていた陸軍航空隊大佐の座をウィリアム皇太子に任せると発表。正式な引き継ぎ日となる今月13日を待たず、王子の帰国日に公表したのは、10年間陸軍に所属し、軍人だったことに誇りを持つ王子への警告だと英メディアはこぞって報じた。

 ちなみに2013年に退役したウィリアム皇太子が軍に所属していたのは7年間。攻撃ヘリコプターの乗員としてアフガニスタンに2度派遣されているヘンリー王子のほうが長く勤めていたため、もし王室を離脱していなかったらこの役職は王子が引き継ぐことになっていただろう。

 ヘンリー王子にとって憧れの役職であることには違いなく、この発表にさぞかしショックを受けただろうとみられている。