『おっさんずラブ-リターンズ-』同性婚へのセリフが物議
一方、今シーズンで描かれた“同性同士の結婚”というテーマの扱い方は、ファン以外の視聴者間でも物議を醸してしまった。
「今の日本では、同性婚が法的に認められていません。しかし19年には、これを憲法違反とする『結婚の自由をすべての人に』訴訟が始まり、すでに複数の地方裁判所が『違憲』という判決を下しているんです。そんな中、『リターンズ』では、牧の元パートナー・武川政宗(眞島秀和)が、“男性同士の結婚なので、婚姻届を出すなどがない”と話す春田に対し、法的な根拠があったとしても夫婦の愛は保証されないとし、『仲間の祝福を受けるだけでも、俺は十分だと思う』と発言するシーンがありました」(同)
現実における当事者の“本音”を想定したセリフかもしれないが、同性婚の法制化を訴える人たちを否定するような発言だけに、「X上では大きな批判が寄せられた」(同)という。
さまざまな点で、シーズン1と比べると評判がイマイチな『おっさんずラブ-リターンズ-』。果たしてどんな結末を迎えるのだろうか。