「審査なしでカードローン」という文言を、インターネットで見かけることがあるかもしれません。しかし実際は、 審査なしのカードローン会社は存在しません 。
そこで、「審査なし」に近いスピードで利用できる 「即日・カードレスで融資が可能なカードローン会社」 を紹介します。
また、学生のように収入がない場合でも条件によって利用できるカードローンやクレジットカードもあるため検討してみてください。
審査なしのカードローンは存在しない
カードローンを利用する際に、心配なのは「審査に通るか」ということ。審査なしでカードローンを利用出来ればよいのですが、審査なしのカードローンは存在しません。
Q. なぜ日本には「審査なし」のカードローン会社が存在しないのか?
A. 返済しきれないほどの借金を抱えてしまう「多重債務者」を減らすため

カードローンはお金を借りるという行為に当たります。貸金業者からの借入について貸金業法という法律があり、その中に総量規制があるのです。総量規制とは、お金を借りる人の年収の3分の1を超える貸付けが禁止されています。たとえば、年収300万円の人は100万円までの借入となります。総量規制は、借入をする人の返済能力を超える貸付けに該当するかどうかの判断基準となっています。借り過ぎや貸し過ぎを防ぐためにできた規制です。また、貸金業者は信用情報機関の保有する信用情報を使用することが義務化され、しっかりと審査を行っているといえます。
上山由紀子さん ファイナンシャル・プランナー
もし「審査なし」をうたうカードローン会社があったとしても、違法である可能性が高いでしょう。
審査なしに近いスピードでお金を借りる3つのポイント
「審査なし」のカードローン会社はなくとも、次の3つのポイントをおさえておくと「できるだけ手っ取り早く借りたい」人のニーズを満たせます。
1. 「即日融資」可能なカードローン会社を選ぶ
カードローンを利用するには、「審査」→「契約」→「借入」の3ステップを踏む必要があります。「即日融資」をうたっているカードローン会社は審査時間が短く、審査なしに限りなく近いスピードでお金を借りることができます。
2. 「カードレス」対応のカードローン会社を選ぶ
従来、カードを発行してもらい、カードを使って借入手続きをする必要がありましたが、最近ではWEBで手続きが完結する方法があります。自宅にカードが郵送されるのを待ったり、来店してカードを受け取ったりする手間がないので、よりスピーディーにお金を借りられます。
3. 少額で利用する
50万円以下または他社と合わせて100万円以下に申込額を抑えると、年収を証明する書類(収入証明書)が不要になります。その分、審査される内容は少なくなるため審査は比較的通過しやすくなるといえるでしょう。
はじめてのカードローン申し込みの場合は、まずは10万円程度の枠で申し込んでみると無難です。返済実績を積めば利用可能枠は大きくなる可能性が高くなります。
以上を踏まえて、「即日融資」「カードレス」の条件を満たすおすすめのカードローン4選は次の通り。

お金が急に必要となり、困ったときに即日融資やWEBで手続きが完結するのは、とても有難いことではありますが、お金の流れが見えなくなるのが不安です。簡単にお金が借りられてもお金を借りるときの基本は同じです。まずは、①お金を借りる目的は何なのか。②いくら借りて毎月いくら返すのか。返済期間はいつまでなのか。③返済日を把握して延滞しないように返済する。④支払利息はいくらなのか。⑤借入をするときに特典はないのか。⑥返済状況が把握できるようにカードローン会社のメールチェックは怠らないようにする。など自分でしっかりと管理することが大切です。
上山由紀子さん ファイナンシャル・プランナー
「即日融資」「カードレス」おすすめカードローン4選
(※)申込の曜日や時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
(※)金融機関・お申込時間帯によってはご利用いただけない場合がございます。
最短30分で審査回答・最短30分で融資可能な「プロミス」

- 最短30分で審査回答、最短30分で融資可能
- 初回のみ30日間無利息
- 最高金利が他社よりも低い(他社は18%、プロミスは17.8%)
プロミスは「SMBCグループ」の100%子会社「SMBCコンシューマーファイナンス株式会社」が運営するブランドです。
「最短30分で審査回答・最短30分で融資可能」 というスピード感が特徴。カードが不要なWEB完結の申込サービスを利用するためには、返済方法として「口座振替」を選択すればOK。
実質金利も4.5%~ 17.8% となっており、 最高金利が他社よりも低い のが特徴です(他社は18%)。
欠点を言うと、最低金利4.5%が他社に比べてやや高水準であること(他社は3%程度)。しかし、最低金利が適用されるのは借り入れ限度額の500万円に近い金額で借りる人です。年収1500万円以上で高額借りたいという人以外は気にする必要はないでしょう。
3項目を入力するだけで、プロミスで借入可能かすぐに結果がわかる「お借入シミュレーション」というツールも用意されています。気になる方はぜひチェックしてみましょう。
プロミスのサービス概要 | |
金利(実質年率) | 4.5%~17.8% |
---|---|
限度額 | 500万円 |
審査期間 | 最短30分 |
融資スピード | 即日融資可能 |
WEB完結可否 | 可能 |
遅延損害金 | 20.0% |
返済期間・回数 | 最終借入後原則最長6年9ヶ月 1~80回 |
必要書類 | 本人確認書類および収入証明書類 |
担保・保証人の要不要 | 不要 |
WEB申し込みなら職場連絡なし「SMBCモビット」

- 最短10秒で簡易審査、本審査の結果が出るまで最短30分
- コールセンターに電話すれば手続き完了後、最短3分で融資可能(対応は9~18時のみ)
- 「WEB完結申込」なら職場連絡なし
- 実質年利は3.0%~18.0%
- 借入限度額が800万円
- Tポイントが貯まる
SMBCモビットはプロミス同様、SMBCグループの会社です。プロミスとの大きな違いはカードレスの「WEB完結申込」をすると 基本的に職場連絡なし で利用開始できる点です。プライベートを重視したい人向けです。
ただし、SMBCモビットの「WEB完結申込」を利用するには下記2つが必要です。
①三井住友銀行、三菱UFJ銀行、みずほ銀行、ゆちょ銀行のいずれかの口座
②全国健康保険協会発行の保険証(社会保険証)もしくは組合保険証
審査スピードは 「10秒で簡易審査→最短30分本審査→最短3分で融資(※)」 。なお、最短3分で融資を受けるには、ネット申し込み後、コールセンターに電話をかける必要があります(9~18時のみ対応)。
欠点は無利息期間がないところです。無利息期間を重視する人は「プロミス」や、このあと紹介する「アイフル」、「レイク」も検討しましょう。
(※)申込の曜日や時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
SMBCモビットのサービス概要 | |
金利(実質年率) | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 800万円 |
審査期間 | 最短30分※ |
融資スピード | 即日融資可能※ |
WEB完結可否 | 可能 |
学生の利用可否 | 可能 |
利用対象 | 20歳以上74歳以下の 安定した定期収入のある人 |
返済方式 | 借入後残高スライド元利定額 返済方式 |
遅延損害金 | 20.0% |
返済期間・回数 | 最長60回(5年)。ただし、 返済能力その他の事情にかん が み、合理的な理由があると 認めた場合には、最長106回 (8年10ヶ月) |
必要書類 | 本人確認書類および 収入証明書類 |
担保・保証人 | 不要 |
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります。
1秒の簡易診断あり!職場連絡基本なしで無利息期間30日間「アイフル」

- 最短30分で審査
- 9~21時なら、フリーダイヤルへ電話すれば急な融資に対応
- WEB契約時に「カードレス」「口座振替(自動引落)」を選択すればカードレス
- 原則として職場連絡なし、郵送物があったとしても社名(アイフル)が入っていない封筒やハガキで送付
京都市に本社を置く「アイフル」は言わずとしれた消費者金融大手の一角。サポートが手厚いことで有名で、 基本的には職場連絡なしで審査 を進めてくれます。審査上、どうしても職場連絡が必要となる時もアイフルとは名乗らずに担当者の個人名で連絡をしてくれるので安心感があります
審査スピードは 「最短30分で審査結果を通知」 となっていますが、申し込み完了後、9~21時であればフリーダイヤルへ電話をすることで、急いで対応してくれます。
アイフルの場合、スマホアプリをダウンロードし、契約時に「カードレス」「口座振替(自動引落)」を選べばカードレスで利用できます。
チャットボットでの質問も受け付けていますし、誰かに相談しながら進めたい人にはうってつけ。事前に融資可能かどうかがわかる「1秒診断」というツールもあるので、気になる人はぜひチェックしてみるとよいでしょう。
アイフルのサービス概要 | |
金利(実質年率) | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 800万円 |
審査期間 | 最短30分 |
融資スピード | 即日融資可能 |
WEB完結可否 | 可能 |
学生の利用可否 | 可能 |
利用対象 | 満20歳以上の定期的な収入と 返済能力を有する人で、 基準を満たす人 |
返済方式 | 借入後残高スライド元利定額 リボルビング返済方式 |
遅延損害金 | 20.0% |
返済期間・回数 | 1回の支払いにつき35日以内 または毎月約定日払い 借入直後最長14年6ヶ月 (1~151回) |
必要書類 | 本人確認書類および 収入証明書類 |
担保・保証人 | 不要 |
Webで申込むと60日間無利息「レイク」

- 21時(日曜日は18時)までの契約手続き完了で当日振込み可
- 最短15秒で審査回答、Webで最短25分融資も可能(※1)
- 初回無利息(※2)期間がWebで申込むと60日間と長い(※3)
- 運転免許証とスマホだけで「スマート本人確認」あり
SBI新生銀行グループ傘下の「レイク」は、はじめての利用で、Web申し込みならば、借入額全額 60日間無利息 となります。さらに、はじめての利用であれば借入額のうち5万円までは180日間無利息となっています。
他社とのもう一つの大きな違いは、 スマホと運転免許証で完結する「スマート本人確認」を導入している 点です。カードレスで契約する場合、他社では「口座振替」を選択する必要があるのに対し、レイクなら運転免許証と自分の顔をスマホで撮影することで本人確認が完了します。 金融機関口座との連携が面倒だと感じる人はレイクの手続きが便利 でしょう。
審査スピードは 最短15秒で審査回答、Webで最短25分で融資も可能 というスピード感も魅力です。
欠点を挙げるなら借入限度額が500万円までという点と、実質金利が4.5%~18.0%という点ですが、はじめての人で少額利用ならば 無利息期間が長いことのほうがメリットが大きい でしょう。
レイクのサービス概要 | |
金利(実質年率) | 4.5%~18.0% |
---|---|
限度額 | 500万円 |
審査期間 | 最短15秒 |
融資スピード | 最短即日融資 |
WEB完結可否 | 可能 |
学生の利用可否 | 可能 |
利用対象 | 満20歳から満70歳までの人 国内に居住する人 ご自分のメールアドレスをお持ちの人 日本の永住権を取得されている人 |
返済方式 | ・残高スライドリボルビング方式 ・元利定額リボルビング方式 |
遅延損害金 | 20.0% |
返済期間・回数 | 最長5年・1~60回 |
必要書類 | 本人確認書類および 収入証明書類 |
担保・保証人 | 不要 |
(※2)≪貸付条件≫
融資限度額 1万円~500万円
貸付利率 4.5%~18.0%
ご利用対象 年齢が満20歳以上70歳以下の国内に居住する方,ご自分のメールアドレスをお持ちの方,日本の永住権を取得されている方
遅延損害金(年率) 20.0%
ご返済方式 残高スライドリボルビング/元利定額リボルビング
ご返済期間・回数 最長5年、最大60回
必要書類 "運転免許証
※収入証明(契約額に応じて、SBI新生銀行フィナンシャルが必要とする場合)
担保・保証人 不要
※商号:新生フィナンシャル株式会社
※貸金業登録番号:関東財務局長(10) 第01024号
(※3)≪60日・180日共通の注釈≫
※初めてなら初回契約翌日から無利息
※無利息期間経過後は通常金利適用。
※30日間無利息、60日間無利息、180日間無利息の併用不可。
※ご契約額が200万超の方は30日無利息のみになります。
≪60日間無利息の注釈≫
※Webで申込いただき、ご契約額が1~200万円の方。
※Web以外で申込された方は60日間無利息を選べません。
≪180日間無利息の注釈≫
※契約額1万円~200万円まで
番外編:24時間、土日も即日振込が可能な「アコム」
- 24時間、土日も即日振込が可能※
- 自動契約機「むじんくん」利用で、土日祝でも融資可能
最後に、カードレスには対応していないものの、最短即日融資可能であり、前に紹介した4社に引けをとらない魅力がある「アコム」も番外編として紹介します。アコムは80年以上と消費者金融の中で最長の歴史を持ち、三菱UFJフィナンシャル・グループの連結子会社です。
「審査スピード(30分で審査回答、最短即日融資可)」や「借入限度額(800万円)」、「実質金利(3.0~18%)」、「無利息期間(初回30日間)」はアイフルと互角です。違いを紹介すると、下記の通り。
アコムは「カードレス」には対応していないため注意が必要です。
アコムを利用するには、店頭窓口・自動契約機(むじんくん)でカードを受け取るか、郵送でカードを受け取る必要があります。
初回のカードの発行手続きを乗り越えれば、アコムでもスピーディーにお金を借りることができます。楽天銀行との接続が良いので、楽天銀行の口座を持つ人などは検討してみるとよいでしょう。
アコムのサービス概要 | |
金利(実質年率) | 3.0%~18.0% |
---|---|
限度額 | 800万円 |
審査期間 | 最短30分 |
融資スピード | 最短即日融資可能 |
WEB完結可否 | 可能※ |
学生の利用可否 | 可能 |
利用対象 | 20歳以上69歳以下の安定した収入と 返済能力を有する人で、 基準を満たす人 |
返済方式 | 定率リボルビング方式 |
遅延損害金 | 20.0% |
返済期間・回数 | 最終借入日から 最長9年7ヶ月・1~100回 |
必要書類 | 本人確認書類および 収入証明書類 |
担保・保証人 | 不要 |
審査を通過しにくい「学生」「契約社員」が申込可能なカードローン

「自分の属性が審査落ちの原因にならないか……」と心配な人も借入先を選ぶことで借り入れが可能になる場合もあります。学生・契約社員でも利用できるカード会社をチェックしてみましょう。
学生が申込可能なカードローン
学生でもアルバイトをしている場合は申込可能としているカードローンは多く見られます。プロミスやアコム、アイフルは、アルバイトをしていれば学生でも申込可能です。ただしいずれも「年齢が20歳以上」という条件を付けているのでご注意ください。また、まったくアルバイトをしていない学生が申し込めるカードローンはありません。
未成年の学生は、18歳以上から申し込める楽天カードやライフカードなどのクレジットカードもあるので検討してみると良いでしょう。
学生でも申込み可能!
>プロミスの申込はこちら(公式サイト)
>アイフルの申込はこちら(公式サイト)
契約社員が申込可能なカードローン
契約社員であっても安定した収入があれば多くのカードローンは申し込みすることができます。念のため申込条件に「正社員」という文言がないかは確認しておきましょう。
初回のみ30日間利息無料!
>ジャパンネット銀行の詳細をみる(公式サイト)
>プロミスの詳細をみる(公式サイト)
カードローン以外に審査なしでお金を借りる手段

カードローン以外にも審査なしでお金を借りる手段はいくつかあります。「今まで知らなかった……」という手段もあるかもしれないため確認してみてください。
手段1:生命保険の契約者貸付
現在契約中の生命保険で解約返戻金のあるものは、解約返戻金の一定範囲内での貸付が可能です。多くの場合、契約者貸付を利用している間であっても保障内容には変わりありません。また、配当金を受け取る権利も継続します。ただし保険の種類などによっては、契約者貸付が利用できない場合もあるので現在加入中の生命保険がある場合は、利用可能かを確認してみてください。
手段2:会社の社内貸付制度
大手企業によっては、福利厚生制度の一環として社内貸付制度を設けている会社もあります。一般的には、カードローンで借りるよりも格安の利率でお金を借りられる場合もあるため、会社の福利厚生制度も確認してみましょう。
手段3:質屋の利用
質屋を利用するのも一つの方法ですが、質屋に入れる品物を用意しなければなりません。質に入れる品物の価値で貸付を受ける金額が決まり、3ヵ月の貸付を受けられます。お金を借りた後は、1ヵ月ごとに利息に当たる質料だけを入金することで質に入れた品物はそのまま保管することが可能です。つまり「貸付額を返済できれば品物は戻ってくる」という仕組みになっています。
そのためお金を返せなければ品物は質流れとして売却されてしまうため注意しましょう。
手段4:クレジットカードのキャッシング枠
すでにクレジットカードを利用していて、半年以上利用料金を滞りなく支払っていれば、カードに付帯しているキャッシング枠を利用できるかもしれません。キャッシング枠がなくて申し込みが必要な場合は、収入証明書が必要にならない範囲で低めの利用限度枠を申し込むと審査に通過しやすくなります。
手段5:定期預金担保貸付
銀行で総合口座の定期預金を預けている場合は、その定期預金を担保として90%まで貸付を受けることができます。総合口座ではない定期預金を預けている場合は利用できません。定期預金担保貸付は総合口座の預金が不足した場合、自動的に貸付となることが特徴です。金融機関によって上限額は異なるためいくらまで利用できるかは確認しておきましょう。
審査なしのカードローンや融資は危険
インターネット上では、審査なしのカードローンや融資の勧誘を見かけることがあります。しかし、それらのサービスを利用すると思わぬトラブルに発展する可能性もゼロではありません。ここでは注意しなければならないカードローンや融資について説明します。
1違法な貸金業者(闇金・ソフト闇金)
貸金業者が設定できる利息は、利息制限法第1条によって上限が以下のように決まっています。
・元本の金額が10万円未満:年20%
・元本の金額が10万円以上から100万円未満:年18%
・元本の金額が100万円以上:年15%
そのため、これ以上の金利は、貸金業法で違法です。しかし、違法な貸金業者は例えば「10日で30%」「10日で50%」など法外な利息を取り立ててきます。法外な金利で借金をしてしまうと利息の返済に追われて完済できず借金地獄に陥る人が少なくありません。なお違法な貸金業者からの貸付については返済義務がない点も押さえておきましょう。
2ネット上の個人間融資
インターネット上の匿名掲示板やSNSなどで「お金を融資します」などといった宣伝をしている個人もかなり危険です。一般的に見ず知らずの人のために返ってこないかもしれないお金を貸す人はいません。そのため、このような宣伝は、闇金が裏で糸を引いている場合が多い傾向です。危険なので決して接触しないようにしましょう。
3クレジットカードの現金化
クレジットカードの現金化とは、正確にいえばクレジットカードの「ショッピング枠」の現金化です。ショッピング枠を使ってある買い物をさせその代金よりも少ない金額を現金として利用者に渡します。利用者は、その金額分を現金として利用できますが商品を購入したクレジットカードの支払いは自分がしなければいけません。
そのため結局は借金が増えただけの状態になります。現金化の際購入した商品は、無価値な場合が多くその商品を売って換金することもほぼ不可能です。いずれも危険性が高いだけでなくクレジットカードの会員規約違反にもなるためお金の問題が悪化するケースばかりです。くれぐれも目先の現金に惑わされないように注意しましょう。
審査なしのカードローン利用よりも根本的な解決方法
そもそも現在お金に困っている状態で審査なしのカードローンを望む場合は、多重債務状態となっている可能性が高いため、かなり厳しい状態に陥っているのではないでしょうか。最後に金銭問題の根本的な解決方法を4つ提示します。
1多重債務の場合は債務整理を検討
多重債務を抱えている場合は、債務整理も視野に入れましょう。債務整理についての相談先は、弁護士や司法書士などの専門家です。しかし、自治体で無料の法律相談を開催している場合があるため、まず無料相談を利用してみるのも方法の一つといえます。経済的に苦しい場合は、日本司法支援センター(法テラス)の費用立替え制度なども利用可能です。
2事故情報がある場合は情報が消えるまでの期間待つ
長期延滞や債務整理の情報は、登録されてから5年間、自己破産に関しては官報に掲載されるため7~10年間、個人信用情報機関に残ります。金融事故情報があるとカードローンだけでなくクレジットカードの作成や住宅ローンなどの利用もできません。これらの情報がある場合は、情報が消えるまでの期間、待つ必要があります。
3収入が少ない場合はアルバイトや副業などを検討
収入が少なく今のままでは金銭的に苦しい場合は、アルバイトや副業も検討しましょう。支出の見直しはもちろんですがそれにも限度があります。支出を見直しつつも入ってくるお金を増やすことで少しずつ生活サイクルが借り入れに依存しなくて済むようになりお金を借りる必要がなくなるでしょう。
4失業などで収入源が途絶えた場合は公的な支援制度の利用を検討
失業などで収入減が途絶えた場合やもともとの収入が少なすぎて生活に困窮する場合は、生活保護などのセーフティネットを利用する方向で考えてください。また、新型コロナウイルスの影響で収入が激減している場合は、政府からさまざまな支援策が打ち出されています。生活保護が必要なほど生活が苦しい場合、多くの支援策が利用できるため一度検討してみてください。
>>厚生労働省「生活を支えるための支援のご案内」

カードローン以外で借り入れをするときは、借りるお金に対しての手数料や金利に注意をすることです。借りるお金が同じならどれだけ余計なお金を自分のお財布から出さないといけないのかを比べてください。手続きも簡単な方がいいですね。いくら借りていつまでに返済するのかを決めておきましょう。
上山由紀子さん ファイナンシャル・プランナー
審査なしのカードローンはない、できる手段を考えよう
繰り返しになりますが「審査なしのカードローン」というものはありません。学生のように収入がない場合でも条件によって利用できるカードローンやクレジットカードもあるため検討してみてください。収入が激減して生活が立ち行かない場合は、幅広い目線で債務整理や生活保護なども検討して生活を抜本的に立て直すことからはじめることが大切です。

多くの方がお金を借りる行動に出るのは、支出が継続的に収入を上回るときが多いと思います。事情は色々あると思います。失業した、病気になって家計を圧迫すると生活費が足りなくなりお金を借りてしまうわけです。生活費として借りたお金は収入ではありません。将来必ず返さないといけないお金(支出)なのです。できれば、お金を借りる行動に出るまえに家計の見直し、固定費の見直しをしてください。まずは毎月の収支を見直すことが大切です。そして、リスクに備えて家計の防衛資金を貯めてください。まずは生活費1ヵ月分を貯めていざというときに備えましょう。しかし、どうしてもお金を借りなくてはいけなくなったら自分が不利にならないように借りる先をしっかり調べて比べてください。
上山由紀子さん ファイナンシャル・プランナー
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