『VIVANT』はなぜ世界では大コケしたのか? 「日本礼賛、アジア諸国を見下す作品」
『VIVANT』は、中央アジアのバルカ共和国で事業を進める丸菱商事社員・乃木憂助(堺)が主人公のオリジナルドラマ。堺だけでなく阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司、二宮和也ら、“主演クラス”の役者が多数起用され、それぞれの役柄、またドラマのストーリーも放送前は伏せられていた。
「TBSの“看板枠”である『日曜劇場』のドラマで、事前に莫大な制作費が投入されていることも伝えられていたため、視聴者の期待は高かった。放送開始後もネット上で考察合戦が白熱するなど話題性抜群で、視聴率はオール2ケタ台、最終回は世帯平均19.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました」(芸能ライター)
そして、同ドラマは昨年末に190以上の国と地域でNetflix配信されたが、今年2月17日にニュースサイト「デイリー新潮」も報じた通り、配信ランキングでトップ10入りしたのは“ご当地・日本”と台湾のわずか2カ国のみにとどまり、海外では“大コケ”という結果に。
「もともと世界市場を視野に入れていたという『VIVANT』がコケた理由について、X(旧Twitter)ユーザーの間では、『日本のドラマとしてはスケールが大きかったけど、世界水準には達してなかったのかも』『脚本がご都合主義すぎたから?』『日本を礼賛し、アジア諸国を見下しているような作品が世界で受け入れられるわけない』などと、さまざまな意見が飛び交っています」(同)