【2】オールドチャイナカフェ(Old China Cafe)
チャイナタウンにある歴史あるカフェレストラン「オールドチャイナカフェ」。「何九海南茶店」の数件隣にあるお店で、ガイドブックにも載っている有名店です。
店内はかなり暗めで、アンティークな家具が置かれたノスタルジックな雰囲気の中、王道のニョニャ料理を楽しめます。ニョニャ料理とは、中国料理をベースにスパイスの効いたマレー料理がミックスし、ババ(中国人男性)とニョニャ(マレー系女性)との混血の子孫が受け継いできた家庭料理のことです。
何九海南茶店と比べるとお値段は高めですが、待ち時間がなく、落ち着いた雰囲気の中で食事を楽しみたい方には良いお店だと思います。店内の様子は、WEBサイトのギャラリーに掲載されている写真より、ディスプレイや調度品が少なくなり、ちょっと寂しい印象です。
メニューには、前菜のパイ・ティやメインディッシュのナシレマやラクサ、デザートのボボチャチャなどのニョニャ料理定番が揃っています。
Pie Tee(パイ・ティ)
ニョニャ料理の定番「パイ・ティ」は、小麦粉を揚げた帽子型のカップに、味のついた大根のようなクズイモや椎茸、卵焼きなどの具を詰めて、チリソースをかけて食べる前菜。別名「トップハット」とも呼ばれている見た目も可愛い料理です。
カップがパリパリなので食べ応えがあり、一口で食べたくなりますが、大きすぎて一口では食べれません。手で食べるので、手を拭くウェットシートは持参していた方が良いです。
Nyonya Laksa(ニョニャ・ラクサ)
エビの出汁とスパイスがきいたココナッツ味のスープは、汗が止まらない辛さなのに、ずっと飲み続けていられるクリーミーな絶品スープ。麺は太めでツルッとしていて、もやしがたっぷりなのでヘルシーで、癖になる美味しさです。
Precious Nasi Lemak(プレシャス・ナシレマ)
ココナッツミルクとバタフライピーで炊いた青いご飯のまわりに、彩り豊かなおかずが盛り付けられたワンプレート料理。カレーや小魚のフライとピーナッツ、エビのサンバルソースなどをご飯と混ぜていただきます。健康に良さそうな、栄養バランスが取れたマレーシアの国民食です。
Sour Plum Juice(サワープラムジュース)
サワープラムジュースは、黒い梅干しの入った甘さ控えめで懐かしい感じのするジュース。梅干しと言ってもそんなに酸っぱくないので、疲れている時に体に良さそうなジュースです。
コーヒーは、バターとココアと一緒にローストした「Traditional Malacca Blend」というコーヒーを飲みたかったのですが、残念ながら売り切れだったのでアイスコーヒーをオーダー。ミルクたっぷりの甘いアイスコーヒーです。
前菜やメインの料理はどれもボリュームが結構あり、デザートを食べるほどの余裕はありませんでしたが、2,000円ちょっとでこんなにお腹が満たされるなんて、マレーシアは物価が安いのでお得に感じます。