|舞い踊る炎のデザート

デザートにかけるソースにも楽しい演出が続きます。ホテルのスタッフが音楽に合わせてレモンの皮をリズミカルに剥いて、綺麗にフランベしながらソースを作ります。こうしたパフォーマンスもゲストを楽しませる晩餐会の一環。ホテルのスタッフは日頃からこうした研鑽を積んでいますが、レストランの他フロントやカフェなどでも、さり気ない所作の美しさを見ておいてください。

▲レモンの皮をつたって炎が踊るソース作りのパフォーマンス

デザートは本物のリンゴに見えますが、実はムースをチョコレートでコーティング。宮城県南部の海沿いにある山元町のリンゴ秋映(あきばえ)を使ったソルベ(シャーベット)と、サツマイモのピューレで作った折り鶴が添えられます。

▲「お愉しみ林檎の宝石箱 炎の演出ジュビレソース」

スプーンでリンゴ割ると、中にはムースと秋映リンゴのコンポートがたっぷり入っていて、炎の演出で作られた温かいジュビレソースをかけて完成です。仙台国際ホテルオリジナルブレンドの紅茶「杜の馨」とともにいただきました。

▲割れたリンゴにジュビレソースをかけて完成

果肉たっぷりのデザートは、パフォーマンスの楽しさと見た目の美しさで、楽しい余韻が残るデザートでした。これにて、キャビアの食べ比べという驚くべき試食会と、楽しい晩餐がが終了し、忘れられない思い出として幕を閉じました。

宿泊のおすすめはコンセプトルーム

もちろん、食事の後はホテルに泊まって今しがた体験した料理の余韻にひたってみてはいかがでしょう。特におすすめは3タイプのコンセプトルーム。仙台藩伊達家の家紋「笹の葉」をモチーフにした “SASATSUYU”。「梅」をモチーフにした “UMENO”。日本を代表する風景が描かれた “UTSUKI” です。ここでは “UTSUKI” を紹介します。

▲コンセプトツインルーム “UTSUKI”

広さは33.3平米で定員は2名。室内はシューズオフできる畳敷きで、ゆったりとくつろげる和モダンの客室です。ベッドマットは英国王室御用達のスランバーランド。3層構造のマットは、揺れを吸収し耐圧分散するクッション層など快適な寝心地で旅の疲れを癒せます。

▲“UTSUKI” を飾る日本の風景、富士山、桜、東京スカイツリー(R)

【仙台国際ホテル】では、2024年2月11日(日)に一般の方向けに「出来立て自家製オリジナルキャビアの晩餐会」を開催。キャビアを仕込む工程を見学するほか、今回紹介した味つけ前の生キャビアの試食、塩分濃度を変えたテイスティング、醤油や紹興酒に漬けたキャビアや、様々な薬味の組み合わせを味比べするほか、仙台牛のローストビーフなどホテル伝統のコース料理をいただけます。なお、価格は¥50,000(税・サービス料込)とのこと。またとない貴重な機会を見逃さないでくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:仙台国際ホテル https://www.tobu-skh.co.jp/>

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