毛利36万石の城下町として栄えた「山口県萩市」、幕末の時代には多くの英傑を輩出した町で、幕末の志士たちのゆかりの施設など、市内には多くの見所が点在しています。今回は萩の人気のスポットを自転車で巡る旅を紹介します。
城下町「萩」の散策のポイント
江戸時代の雰囲気がそのまま残る城下町「萩」、町割りも江戸時代のままなので道幅も狭く駐車所も少ない為、車で移動しながらの観光には不向きです。そこでおすすめなのが「レンタサイクル」、市内にはいくつものレンタサイクル店があり、観光の目的に合わせて地点で自転車を借りる事ができます。また、アップダウンの少ない比較的平坦な町ですので自転車の移動も快適です。
人気の観光スポット萩城跡と松下村塾の3km弱の間に見どころが点在していますので、萩観光にはレンタサイクルがおすすめです。
城下町「萩」の定番観光スポット
萩城跡(指月公園)
戦国時代の中国地方を代表する武将「毛利輝元」により指月山麓に築城された「萩城」、幕末までの約260年間、36万石の城下町の政治経済、文化の中心として栄えたお城です。
現在は堀と石垣のみが残り、本丸跡は公園として整備されています。
萩博物館
長州藩時代の260年間の歴史や資料が展示されている「歴史展示室」や、高杉晋作ゆかりの品が展示されている「高杉晋作資料室」などのコーナーがあり、萩の歴史や偉人について学べる博物館です。
城下町
武家屋敷や商家などが当時のまま残る萩城下には、倒幕に奔走した高杉晋作の生家や、維新三英傑の一人木戸孝允(桂小五郎)の旧宅、高杉晋作や伊藤博文が勉学に励んだ円政寺などなど、多くの見所であふれています。
自転車を降りてゆっくり歩いて散策するのにもおすすめです。
松陰神社
文字通り明治維新に尽力した幕末の思想家「吉田松陰」を祭神としてお祀りしている神社です。
境内には吉田松陰が開いた私塾「松下村塾」や、松陰が幽閉されていた旧宅、松陰の貴重な資料を展示している宝物館「至誠館」など、多くの見所があります。
松下村塾
先に紹介した通り吉田松陰が開いた私塾で、騎兵隊を結成した幕末の風雲児「高杉晋作」や、初代内閣総理大臣「伊藤博文」、幕末の動乱期に攘夷派のリーダーとして活躍した「久坂玄瑞」、第三代内閣総理大臣となる「山県有朋」など、日本の動乱期に多くの門下生を輩出した歴史的にも重要なスポットです。
菊ヶ浜
萩湾に沿って白砂のビーチと松並木が続く美しい海岸です。海水の透明度も高く夏には海水浴客で賑わう人気のビーチでもあります。
海岸からはかつて萩城が築かれた「指月山」の雄姿や、「萩六島」と呼ばれる萩湾に浮かぶたくさんの島々の風景が楽しめます。
また絶景の夕焼けスポットとしても人気の海岸で、日本の夕景百選にも選出されている海岸です。