4. 三陸鉄道
三陸海岸を走るローカル線ながら、2013年に放送されたNHK朝のテレビ小説『あまちゃん』で紹介され、全国に知られる鉄道路線となりました。2011年に起きた東日本大震災の津波や、2019年10月の台風19号により一部路線が不通となりましたが、2020年3月20日に全線の運行再開にこぎつけています。
運行区間は最長で、久慈市の久慈駅から大船渡市の盛駅までを約4時間30分でつなぎます。また企画列車も多く、冬には「こたつ列車」を運行しているのでこちらもおすすめ。例年12〜3月の土日を中心に運行しており、久慈駅と宮古駅間を結んでいます。切符の予約時にあわせて、豪華な海鮮のお弁当なども注文可能ですよ。
5. 岩手銀行赤レンガ館
1911年に盛岡銀行の本店として完成し、のちの岩手銀行である岩手殖産銀行が1936年に譲り受け、本店として利用。2012年まで銀行として使用されてきたのち、約3年半の保存修理工事を経て、2016年に「岩手銀行赤レンガ館」として一般公開されることになりました。
館内は無料の「岩手銀行ゾーン」と有料の「盛岡銀行ゾーン」があります。岩手銀行ゾーンでは、多目的ホールやライブラリー・ラウンジを無料で見学することが可能。多目的ホールからは八角形のドーム型天井を見られるほか、ライブラリー・ラウンジでは、盛岡の産業や商業について映像で紹介しています。
例年クリスマスシーズンにはクリスマスマーケットが開催され、レトロな雰囲気の館内が多くの人でにぎわいます。
6. 盛岡城跡公園
日本の都市公園100選のひとつ。「岩手公園」とも呼ばれており、安土桃山時代末期に建てられ、盛岡藩の政庁が置かれた盛岡城の跡を整備した公園です。東北では珍しい総石垣造りの城で、二ノ丸の西側は崖状となっています。
盛岡城跡公園は、若き日の石川啄木や宮沢賢治も好んで訪れた場所として知られており、敷地内には啄木の歌碑や賢治の詩碑を設置されていて観光スポットとしても人気です。
桜や紅葉が見られるスポットとして地元でも愛されていますが、幻想的な雪景色が広がる冬の時期もおすすめ。例年11月上旬から翌年5月末まで、石垣のライトアップも行われます。