こたつに入って舟下りを楽しめる「猊鼻渓」や、極上のパウダースノーが体験できる「安比高原スキー場」、本州一寒い薮川の気候を生かした雪と氷のイベント「氷の世界」など、冬の岩手旅行におすすめの観光スポットをご紹介します。
1. 猊鼻渓
猊鼻渓(げいびけい)とは、岩手県一関を流れる北上川の支流・砂鉄川にできた全長2kmほどの渓谷。高さ100mを超す迫力ある岸壁の間を、澄んだ川がゆったりと流れています。
渓谷を往復90分ほどかけてめぐる舟下りは、船頭が棹一本で舟を巧みにあやつります。舟の上で飲食もできるので、ビールや鮎の塩焼きなどを購入して乗船するのがおすすめ。
12月〜2月の期間はこたつ舟として運行しており、寒さも気にならず冬の情緒たっぷりで楽しめます。折り返し地点に着くと、一旦舟から降りて周辺を散策もできますよ。
2. 安比高原スキー場
総滑走距離43.1km、全21コースを誇る、東北屈指のスキー場。山頂が標高1,300mと高く気温も低い地域のため、さらさらとしたパウダースノーが豊富に積もっており、最高クラスの雪質が楽しめるゲレンデとして、海外からも多くの観光客が訪れています。
初級~上級までのコースに、5エリアのツリーランゾーンを備えているのが特徴。中でも「マジックフォレスト」は子供も一緒にツリーランができる貴重なスポットで、東京ドーム2個分の森を利用し、散策しながら雪山の滑りを楽しめます。
ゲレンデの目の前にリゾートホテルもあるため、冬の岩手でたっぷりスノーレジャーを楽しみたい方にはおすすめのスポットです。
3. 中尊寺
2011年に世界遺産に登録された、平泉の5つの遺跡群。そのひとつである「中尊寺」は、平泉観光ではマストで訪れたいスポットです。中尊寺といえば、藤原氏の富の象徴ともいえる豪華絢爛な「金色堂」が有名。中尊寺が創建された頃からのこる平泉を代表するお宝です。
この国宝第一号の「金色堂」をはじめ、境内には3,000余点の国宝や重要文化財を所有しています。冬に訪れるとうっすらと雪が積もって、境内全体が幻想的な姿に。岩手では初詣に訪れる人も多いスポットなので、タイミングがあうときはぜひお参りしてみて。