|こだわりに満ちた備品の数々

客室に備える備品も、地元の工芸品を中心に趣向を凝らした品々をそろえます。

▲ミニバーはホテルのオリジナルデザイン

客室に置かれたミニバー兼キャビネットは、アメニティや有料のドリンクなどを納めます。上部の棚は、「如庵」にある水屋の棚をイメージ。テレビ画面の下の壁にはからくり人形の図案が暦張りのように描かれています。

▲茶器は地元の犬山焼

館内でも見かける犬山焼。元禄時代に窯が開かれ、犬山城城主の成瀬家によって庇護された焼き物で、ひとつの器に桜と紅葉が描かれ季節の異なる図柄が伝統です。スイートルームには金地の器を備えます。

▲浴衣も用意

客室にはバスローブのほか浴衣を用意。ロビーやレストランでは着用できませんが、温泉が引かれた大浴場利用時は浴衣姿で向かえます。

▲スタイリッシュな下駄

浴衣に合わせて下駄も用意され、大浴場の行き来のみに利用できます。さらにベッドやソファの下に敷かれたラグは、有楽苑の庭に散る椿の赤をイメージしています。

犬山で唯一天然温泉を引く大浴場

ホテルには、犬山で唯一の天然温泉を引く大浴場を備え、広々とした露天風呂やドライサウナも用意します。敷地内から湧く「白帝の湯」は、PH8.5のアルカリ性単純温泉。中国・長江のほとりの丘に立つ白帝城(はくていじょう)に似ていることから、犬山城の異名白帝城から名付けられた源泉です。

▲大浴場の暖簾もアート

温泉マークの湯船は水紋、湯気は鵜飼にちなんで鮎をデザイン。左右を飾る「丸に一」は犬山の市章です。

▲大浴場入口にある下駄箱

下駄箱の鍵は銭湯などで見かける松竹錠で、紛失しにくい大きな木製の鍵が特徴です。温泉気分が盛り上がる演出です。

▲大きな窓から竹林を眺められる和モダンの内湯

アートタイルは、木曾川が太陽に輝くイメージ。心地よいアンビエントミュージックが流れ、ゆっくり温泉を楽しむことができました。

▲開放感たっぷりの露天風呂

露天風呂の庭には、溶岩が冷却して収縮する過程で5~6角形に割れてできる六方石が、アートとして飾られます。

▲男女ともにドライサウナを用意

サウナの温度は約90度。ヒノキ材でできていて、心地よい香りに包まれながらサウナを満喫できました。

▲ちょっと広めの水風呂は、比較的入りやすい18度です

▲洗い場から見える窓も和を感じる演出

▲大浴場のパウダーエリア

脱衣場には、タオル類のほか基礎化粧品などのアメニティも用意。手ぶらで利用できます。

“ネイバーフッド(近所、地域)”をコンセプトにする【ホテルインディゴ犬山有楽苑】。犬山の歴史や文化が、客室のさり気ないしつらえにも表われます。犬山城の絶景や、敷地内に湧く温泉など、リゾートステイを満喫してみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:ホテルインディゴ犬山有楽苑 https://inuyama.hotelindigo.com/>

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