バータイムは犬山城を見上げながら

犬山祭で、13輌の車山(やま)が提灯を灯して夜の城下町を運行する「夜車山(よやま)」。その幻想的な光景から名付けられたバーでは、シグネチャーカクテルのほかバーメニューもそろえていて、外来の方もウェルカムです。

▲「the BAR Yoyama」

▲バーの照明は、犬山祭の夜を彩る車山の提灯をイメージ

▲バーの一角には如庵の「暦張り」を再現

古い茶室の壁には、腰から下の位置に筆書きした書が貼られることがありますが、「如庵」は古い暦(こよみ)を貼った「暦張り」が特徴です。「the BAR Yoyama」のパーテーションにも再現され、さり気ない彩りを添えています。

▲抹茶と見間違えるシグネチャーカクテル

「the BAR Yoyama」のおすすめは、茶人として名を馳せた織田有楽斎が今を生きていたら飲みたくなるであろうシグネチャーカクテル「有楽ナイト」。犬山茶の抹茶と「ヘネシー」、そして「ボルス」のカカオブラウンを使い、金箔をひと振り。抹茶茶碗で提供され、お茶の爽やかな苦みと奥行きのある味わいを楽しめます。

▲ホテルスタッフの腰ひもは恋のあかし

犬山祭で「手固(てこ)」と呼ばれる車山の引き手は、腰から色鮮やかな腰ひもを垂らしています。かつては手固をつとめる男性に思いを寄せる女性から、腰ひもが贈られたことから始まった装いです。同じくホテルのスタッフも腰ひもを垂らしているので、ぜひ注目してください。

▲夜は水盤に写り込む犬山城のライトアップをお楽しみください

小牧・長久手の戦いや関ケ原の戦いで重要拠点となった犬山城や、茶の湯を極めた織田有楽斎、そして江戸時代初期に起源を持つ犬山祭など、歴史と文化に彩られたライフスタイル・ブティックホテル【ホテルインディゴ犬山有楽苑】。ここで唯一無二のアートと絶景を満喫してみてくださいね。<text&photo:みなみじゅん 予約・問:ホテルインディゴ犬山有楽苑 https://inuyama.hotelindigo.com/>

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