11. 真山神社
男鹿市の真山の山腹にあり、杉木立に囲まれ冬におとずれるといっそう厳かな雰囲気。仁王門から70段ほどの石段をのぼると正面に社殿があります。境内には榧(かや)としては珍しいぐらい大きな榧の巨木があり、樹齢は1000年あまり。
ご祭神は瓊瓊杵命(ににぎのみこと)と武甕槌命(たけみかづちのみこと)の2柱で、縁結びや勝運、子授けなどのご利益があると言われています。
また真山神社は、なまはげにゆかりのある地として、毎年2月の第2金・土・日には境内で「なまはげ柴灯まつり」が行われています。2019年にユネスコ無形文化遺産に登録された“なまはげ”の、大迫力の様子を間近に見ることができますよ。
12. 小安峡温泉
皆瀬川に深くV字に切れ込んだ小安峡(おやすきょう)に沸く温泉です。岩の割れ目から、大噴湯と呼ばれる高温の温泉が噴気を上げて湧出しており、生きた地球を感じる事ができるスポット。冬は散策用の遊歩道は閉鎖されていますが、河原湯橋の上から大噴湯の様子を見ることができます。
また、渓谷の上の国道沿いには20軒弱の温泉旅館が立ち並ぶほか、飲泉場や足湯などもあり、色々な方法で温泉を楽しむことができます。
2月上旬には「小安峡しがっこ祭り」も開催。大噴湯ちかくの峡谷にできる高さ20m、幅80mほどにわたる巨大なしがっこ(つらら)をライトアップするもので、このほかキャンドルロードや花火、氷でできたアイスバーなど、冬ならではの体験もできます。