400年以上の歴史がある小正月の伝統行事「横手かまくら」や、雪景色が情緒たっぷりの「乳頭温泉郷」、樹氷を眺めながらロングコースを滑り降りる「阿仁スキー場」など、冬の秋田旅行におすすめの観光スポットをご紹介します。
1. 横手かまくら
400年以上の歴史がある小正月の伝統行事で、毎年2月15、16日の夜(期間がずれる場合もあり)に開催されます。期間中は、人が入ることができる大きなかまくらが100基ほどあるほか、市内一円にたくさんのミニかまくらが創られ、ろうそくが灯ったかまくらの幻想的な世界を楽しむことができます。
大きなかまくらの中では、地元の子どもたちが甘酒や火鉢で焼いた餅をふるまいます。「入ってたんせ」と声をかけてくれたら、かまくらの中にはいって水神様にお賽銭をあげましょう。子どもたちと雪国ならではの時間を楽しめて、冬の秋田観光にはおすすめですよ。
2. 乳頭温泉郷
十和田八幡平国立公園、乳頭山の山麓に点在する「乳頭温泉郷」は、鶴の湯・妙乃湯・黒湯・蟹場・孫六・大釜・休暇村の7つの宿からなる温泉郷です。7つの宿はそれぞれ泉質の異なる源泉を引き込んでおり、7つ全ての湯めぐりを行えば、万病に効くと言われています。
乳頭温泉郷がとくに美しいのが、雪景色のシーズン。冬になると、木造旅館が雪に覆われて情緒ある景色が広がります。雪見風呂を楽しめるのも、冬の秋田旅ならでは。冬季には一部の旅館が休業となるので、確認してから予約するようにしましょう。
3. 上桧木内の紙風船上げ
秋田では各地で行われている小正月行事。こちらの「上桧木内の紙風船上げ」は、毎年2月10日に西木町で行われている100年以上の歴史をもつ小正月行事で、武者絵や美人画などが描かれた巨大紙風船(長さ3mから最大12m)に、灯火をつけて空に上げる年中行事です。
紙風船には無病息災、五穀豊穣や家内安全などの願いが込められており、約100個あまりが真冬の夜空に舞い上がる様子は圧巻!屋外のイベントでかなり冷え込む時期のため、しっかり防寒対策をして訪れてみてくださいね。