整理整頓や片づけは、少しでも生活を快適にするために避けては通れない課題の1つですが、いざ取り組んでみたところで「なかなか片づかない…」という方は少なくないようです。そこで、整理収納アドバイザーとライフオーガナイザーの資格取得の際に学んだ内容から、仕事や家事、気持ちを片づけるときの基準にしていることを紹介します。
年末年始はできるだけ「平常心」で過ごしてみたい
年末年始はできるだけ「平常心」で過ごしたい。最近、そう思うようになりました。
年末年始にはつい、
「今年やり残したことはないか!(おそらくたくさんあります)」
「来年に向けて新しいことを始めたい」
「来年こそはもっと充実した日々を過ごさなければ」
「新年をむかえるまでに家中をぴかぴかにしなくては!」
「いったん(仕事やダイエットなどなど)リセットだ~!」
などと、どこか「いつもと違う」モードになってしまいがち。この、なんとなく「いろいろとやり残したことややらなければいけないことが多い気がする年末年始」期間を、今年は「新しい月になっただけ」くらいのテンションでやり過ごしてみたい、と思っています。
12月31日が1月1日になっても、わたしの日々はいつも通りに続いている。ある日、「年末だからもっと掃除をしなければいけないのではないか」というプレッシャーから、レンジや洗濯槽の掃除などをしていた時、ふっと思いました。
そう、いつも通りに家事は続くし、洗い物は出るし、飼っているうさぎのお世話をすることももちろん毎日のこと。大晦日でも元日でも変わらない日々のことが必ずそこにはあります。
今年はその変わらない日々に意識を向けて過ごしたい、と思いました。年末年始をイベント化せずに「ちょっと続けて休めるうれしいな」くらいの気持ちで過ごしてみるつもりです。
具体的には、
・平日はいつもと同じ時間に起きて、寝る
・生活リズムをくずさない
・食べすぎない(飲み過ぎない、についてはちょっと自信がありません…)
・本気で何もしないと決めた日は、本当にできる限りなにもせず過ごす(メイクもしない)
・とはいえいつもより時間があるので、休み期間に少しずつ全体的に掃除をしてスッキリできればOKとする
・うっすら仕事もする(いつもなかなか時間をかけられないことを少しだけ進めておくことで、仕事の感覚を鈍らせない)
こんな感じで過ごそうと思っています。こう思うようになった理由は、今年は「無理なく、心地よく持続可能なことを増やせるよう努力する」ことをより意識して過ごしたからかもしれません。仕事も家事も、健康も、そして家族や同僚、友人などとの関係などすべてにおいて、自分にとって心地よい状態をできるだけ保てるように努力した、そんな1年でした。
今のこの状態が気に入っています。今回の年末年始は、このまま「何気なく」来年へつなげていけたらいいな、と思っています。<text:なまけるための片付け/花太郎(整理収納アドバイザー) https://note.com/namake_kataduke>
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