お笑いをはじめ、グルメや歴史など、独特の文化を育んできた街・大阪。「粉もんをはじめとしたグルメを食べたい。」「USJだけでなく他の観光スポットも行ってみたい。」そんなあなたにおすすめしたい1泊2日で楽しめる筆者考案の大阪の旅をご紹介します。
そもそも「大阪」ってどんな町?
大阪は主に大阪駅周辺(梅田や京橋など)の「キタ」と呼ばれるエリアと心斎橋やなんば、天王寺などがある「ミナミ」と大きく2つのエリアに別れます。このうち「キタ」は主にオフィスビルや百貨店、ホテルなどが集まっているエリアでビジネスや観光の拠点として多くの人が訪れています。
また「ミナミ」は、道頓堀を中心にたこ焼き屋やお好み焼き屋など、大阪グルメのお店のほか、ファッションやスイーツといったトレンドを発信するお店が集まっており、国内はもちろん、海外からの観光客からも人気を集めています。
【1日目】9:30 大阪到着!ホテルで荷物を預ける
旅のスタートは新大阪駅から。東京から東海道新幹線「のぞみ」で約2時間30分、名古屋から約50分で到着します。少しでもお金を節約したい方は、夜行の高速バスを利用するのもおすすめ。約8時間30分で到着します。
新大阪駅に到着したら改札を出て大阪メトロ御堂筋(みどうすじ)線に乗車。なかもず方面行きの電車に乗って、今回宿泊するホテルの最寄り駅・本町(ほんまち)駅を目指します。
本町駅に到着したところで本日のお宿へ。今回、私が宿泊するのは御堂筋沿いにある「大阪エクセルホテル東急」です。2019年秋に開業したホテルで、近くには南御堂(みなみみどう)と呼ばれるお寺があり、日本で初めて寺院の山門と一体となったホテルです。本町や淀屋橋は「キタ」と「ミナミ」の中間に位置しているため、大阪観光の拠点としておすすめです。
【1日目】10:30 「縁結び」と「商売繁盛」にご利益のあるお寺へ
ホテルに荷物を預けたところで観光スタート!最初に訪れたのは、道頓堀にある「法善寺(ほうぜんじ)」です。本町駅から地下鉄御堂筋線で約3分、最寄りの「なんば駅」14番出口から歩いて6分のところにあります。創建されたのは江戸時代前期。かつては京都・宇治にありましたが、1637年に大阪・難波の現在の地に移転しました。
見どころのひとつが苔に覆われた「水掛不動尊」。ある日、お寺に参拝した女性がお供えされていた水をお不動さんにかけたことが由来だといわれており、水をかけて参拝すると、恋愛成就や商売繁盛などのご利益が得られるといわれています。
この他にも、海上交通の神をまつる「金毘羅堂(こんぴらどう)」や商売繁盛、五穀豊穣の神様をまつる「お初大神」など、さまざまな神様をまつる社があります。