歴代最強だと思うM-1王者
第3位:中川家(01年) 8%
第3位にランクインしたのは、1992年に結成した兄弟コンビ「中川家」。01年大会の出場資格は「結成から10年未満」だったため、中川家はこの大会が最初で最後の挑戦となりました。第1回大会のトップバッターというプレッシャーのかかる大役を務めながらも初代王者に輝いたのですから、本当にシビれますよね。
当時の『M-1』は現在とは違い、ネタ披露後の審査員と出場者の掛け合いはありませんでした。その影響か、中川家が優勝を決めた直後、審査員から「最初のとこのあれ、間違ったん?」「あれはちょっと変えたほうがええわ」と手厳しく注意を受けたそうです。しかもダメ出しを受けたのは、優勝した中川家だけ。この愛のムチは「優勝者にのみ与えられた特権」だったのかもしれません。
優勝後の活躍を見ると順風満帆かのように思えますが、兄・剛は97年頃からパニック障害を患っていました。弟・礼二は、人混みがダメな兄の電車移動の際、30分で行ける距離を各停で4時間かけて一緒に移動したり、兄が舞台に出られなかった時は1人で劇場出番をこなしたりと、兄を支え続けていたとのこと。彼らは30周年を迎えてもなおYouTubeチャンネルで定期的にネタ動画をアップするなど、精力的な活動を続けています。
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