歴代最強だと思うM-1王者
第2位:ミルクボーイ(19年) 14%

ミルクボーイの画像
コーンフレークをバズらせたミルクボーイ(C)サイゾーウーマン

 第2位は、知名度ゼロから『M-1』の優勝を手にした「ミルクボーイ」。審査員の松本人志が“史上最高”と評したハイレベルな19年大会を、史上最高得点の681点で制しました。彼らは07年のコンビを結成後、11年に賞レースで敢闘賞を受賞したものの、その後の受賞歴ナシ。19年に突如『M-1』優勝を果たしたダークホースでした。

 近年は漫才の中でコントを演じる「漫才コント」のスタイルが多く見られますが、ミルクボーイのネタは王道のしゃべくり漫才。ボケの駒場孝の“おかん”が忘れた「物の名前」を、「おかんが言うには……」というヒントを元にして、ツッコミの内海崇が否定と肯定を繰り返しながら、その正体を探っていくというフォーマットになっています。松本はこのスタイルを「行ったり来たり漫才」と名づけ、「これぞ漫才、というものを久しぶりに見せてもらった」と絶賛していました。

 10年に『M-1』が一旦終了してから数年間、コンビらしい活動をストップしていたものの、15年に『M-1』が復活し、17年からあらためて漫才と真剣に向き合うようになったというミルクボーイ。その結果、結成当初からフォーマットを変えていないネタで栄光を勝ち取ったとあって、2人は“努力のコンビ”といえるのではないでしょうか。