8. 肘折温泉郷

出羽三山や月山など四方を囲まれた、山深い場所にある肘折温泉郷。古くから湯治場として人気のある温泉地で、冬場の積雪量は3mを越えることもある日本有数の豪雪地帯としても有名です。

開湯から1200年以上の歴史をほこり、温泉街には木造建築の古い旅館や住宅も多く、趣ある湯治場の雰囲気を感じることができます。雪景色を堪能できる旅館のほか、立ち寄りの入浴施設や足湯などもあり、冬の観光にはぴったりです。

また、豪雪地帯ならではの冬イベントが多くあるのも魅力!1月下旬~2月の週末には、3mを超える雪壁にろうそくの灯がやさしく灯る「幻想雪回廊」や、2月下旬には、スコップで雪を掘っていかに早く地面の土を出せるか競争する「地面出し競争」などのユニークなイベントも開催していますよ。

9. 最上川舟下り 義経ロマン観光

※画像はイメージです

四季折々の自然が美しい最上川。最上川舟下りはいくつか会社がありますが、「義経ロマン観光」では約60分の周遊コースとなっており、船上から最上川沿いの景観を楽しみながら過ごすことができます。秋の紅葉なども有名ですが、冬は一面が雪景色に包まれて格別の美しさです。

コースの途中では、船でしか立ち寄れない縁結びのパワースポット「仙人堂」に降り立つことができます。またグルメパックにすれば、船上でおいしい郷土料理をいただきながら舟下りを楽しむことも。のどかな風景とともに船頭さんが歌う舟歌がまた情緒がありますよ。

10. 徳良湖

徳良湖(とくらこ)は、尾花沢市にあり、大正時代に造られたかんがい用の人造湖です。春の桜並木も有名ですが、冬は越冬のため飛来した白鳥たちが羽を休めることでも知られていて、人気の観光スポットになっています。

湖畔には天然温泉の日帰り入浴施設やレストランなどもあり、のんびりすごすのにもぴったり。また車で15分ほどの距離には、ファミリーに人気の「花笠高原スキー場」もあるので、レジャーの前後に立ち寄るのもおすすめです。

11. 雪旅籠の灯り

例年2月上旬から下旬まで月山志津温泉で開催される、豪雪地帯の雪を利用したイベント。月山志津温泉は400年以上前から三山行者の宿場町であり、冬場の6mにもおよぶ雪を利用して、旅籠が立ち並んだ宿場町の雰囲気を雪で再現しています。

夕方になって雪旅籠に明かりが灯されると、辺り一帯は幻想的な雰囲気に。雪旅籠は中に入ることもでき、氷でできたカウンターでお酒を提供するアイスバーが登場する年もあります。山形に冬旅行に行くなら、豪雪地帯ならではの雪の体験を楽しんでみてくださいね。