山形を代表するパワースポットや、海に浮かぶ島に鎮座するお社、戦国時代を代表する武将の一人「上杉謙信公」を祭神としてお祀りする神社など、山形県内で一度は参拝に訪れたい、おすすめの神社5社を紹介します。
お花見でも人気「荘内神社」
庄内藩主の居城であった鶴ヶ岡城の本丸址に明治10年に創建され神社で、庄内藩の4名の歴代藩主、酒井忠次公(初代)、酒井家次公(2代目)、酒井忠勝公(3代目)、酒井忠徳公(9代目)が御祭神として祀られており、開運招福や厄難消除などにご利益があると言われています。
境内にある宝物殿には、歴代藩主にゆかりのある貴重な品や、御雛様や五月人形、絵馬や屏風等、歴史的にも価値のある品々が展示されています。
一見何も書いていないおみくじを、水の上に浮かべると文字が浮き出てくる「水みくじ」は、若い女性の参拝者を中心に人気のおみくじです。
鶴ヶ岡公園内にある神社の周辺には、多くの桜の木が植樹されており、桜の開花時期には多くの花見客が訪れる、山形を代表するお花見スポットです。
夕日の名所由良海岸の「白山神社」
東北の「江ノ島」とも言われる山形を代表する美しい海岸「由良海岸」の沖合にある、 高さ72m周囲436mの白山島に鎮座するお社で、加賀の国一ノ宮「白山比咩大権現」を勧請し創建された神社で、産業や航海、船人の守護神として地域の方の厚い信仰を集める神社です。
由良海岸から白山島までは177mの朱色の橋で結ばれており、橋を渡った先にある263段の石段を登ると山頂に白山神社があります。
毎年4月29日には由良港の豊漁を祈り、氏子衆が約400キロの神輿を担ぎ、由良海岸から神社のある白山島までの海を渡る勇壮なお祭りが行われます。
由良海岸周辺は海水浴や釣りのスポットとして人気の場所であり、日本海に沈む夕日の名所としても知られています。
山形を代表するパワースポット「出羽三山神社(羽黒山三神合祭殿)」
月山、羽黒山、湯殿山の三つの山からなる「出羽三山」は、修験道を中心とした山岳信仰の山で、現在も多くの修験者や参拝者が訪れる聖地です。
三山山頂にはそれぞれ神社があり、月山神社では月読命(つきよみのみこと)を、出羽神社では伊氏波神(いではのかみ)と稲倉魂命(うかのみたのみこと)の二神を、湯殿山神社は大山祗命(おほやまつみのみこと)、大己貴命(おほなむちのみこと)、少彦名命(すくなひこなのみこと)の三神がお祀りされており、これらを総称して出羽三山神社と言われています。
月山と湯殿山は積雪により冬季は参拝が不可能となる為、羽黒山山頂には三山の神々を合祭してお祀りする「三神合祭殿」があり、一度に三山の神様全てに参拝することが出来ます。
羽黒山の広大な山内には百八末社のお社があり、八百万(やおろず)の神々が祀られている、山形を代表するパワースポットでもあります。