11. 霧の海展望台
三次(みよし)市を一望できる、標高490mの高谷山にある展望台。盆地のため、秋から初春にかけての早朝に深い霧が覆うことで知られていて、冬に訪れるのにぴったりの絶景スポットです。
展望台に立つと、霧から顔を覗かせる山々の頂がまるで海原に浮かぶ小島のように見える、幻想的な「霧の海」が出現。日の出と共に、霧がオレンジ色に染まる景色は圧巻です。「霧の海」は早朝に限られますが、冬は夜景もきれいなので夜もおすすめ。
12. 縮景園
広島藩の初代藩主・浅野長晟(あさのながあきら)が、元和6年(1620年)に別邸の庭園として築成。茶人として知られる家老の上田宗箇が作庭しました。中国の「西湖」を模してつくられたと言われており、濯纓池(たくえいち)の周りに山や橋、茶室などを配した回遊式庭園です。
紅葉は12月上旬まで楽しめるほか、冬の旅行であれば、雪化粧をまとった縮景園がみられるチャンスも。12月下旬からはツバキ、1月からは梅やロウバイも咲きはじめます。入口付近には「泉水亭」があり、お抹茶のセットやぜんざいなどをいただいて、ゆっくり過ごすのも良いですよ。
13. 国営備北丘陵公園 備北イルミ
総面積340ヘクタールという、広大な国営公園。毎年11月上旬から1月上旬には、「備北イルミ」と題したイルミネーションイベントが開催されていて、冬の観光にはうってつけです。
園内の丘陵の地形と樹木を活かし、70万球の電球を使った全体が光に包まれるような、奥行きのある装飾が特徴です。中の広場、ひばの里、花の広場とエリアごとにテーマを変えたイルミネーションが楽しめ、各エリアを繋ぐ歩行者園路もイルミネーションやライトアップが施されています。期間中の11月、12月の土曜を中心に、打上げ花火とのコラボも楽しめますよ。