第1位は『テルマエ・ロマエ』で59.8億円! 第2弾も大ヒット

 現在公開中の『翔んで埼玉 琵琶湖より愛をこめて』と、公開時期未定の『はたらく細胞』(主演も未発表)を除き、武内氏が監督を務めた映画は全7作。その最終興行収入をランキング化すると、最も成績が良かったのは12年4月公開の『テルマエ・ロマエ』(阿部寛主演)の59.8億円だった。

 漫画家・ヤマザキマリ氏の同題作品(エンターブレイン)の実写化で、古代ローマの浴場設計技師・ルシウス(阿部)が、ローマの公衆浴場から21世紀の日本の銭湯にタイムスリップし、その設備や工夫をローマに持ち帰って反映させていく……というストーリー。上戸彩や市村正親、北村一輝らも出演し、14年4月には実写第2弾の『テルマエ・ロマエ II』も公開した。こちらは最終興収44.2億円で、武内氏の監督作では第2位の成績。

 第3位は『のだめカンタービレ 最終楽章 前編』(09年12月公開)の41.0億円で、第4位に『翔んで埼玉』(19年2月公開)の37.6億円が食い込み、第5位が『のだめカンタービレ 最終楽章 後編』(10年4月公開)の37.2億円となっている。