2作の監督を務めたのは武内英樹氏。同氏は元フジテレビ所属で、同局の1998年7月期ドラマ『神様、もう少しだけ』(金城武主演)や05年7月期放送の『電車男』(伊東美咲と伊藤淳史のダブル主演)の演出などを担当。

「“HIV感染”をテーマにした『神様、もう少しだけ』は最終回で視聴率28.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を叩き出し、全話を通しての平均も22.5%と好成績でフィニッシュ。また、ネット掲示板から生まれた物語を実写ドラマ化した『電車男』の最終回も25.5%、全話平均21.2%を記録しました」(芸能ライター)

 そのほか、上野樹里と玉木宏のダブル主演で06年10月期に放送された『のだめカンタービレ』は漫画家・二ノ宮知子氏の同題作品(講談社)の実写化で、こちらも全話平均18.9%をマーク。08年スペシャルドラマ『のだめカンタービレ in ヨーロッパ』(1月4日放送の『Special Lesson 1』は18.9%、同5日放送の『Special Lesson 2』は21.0%)を経て、09~10年にかけて映画『のだめカンタービレ 最終楽章 前編/後編』も公開。武内氏は同作で映画監督デビューを果たした。