フジ月9に再び訪れた低迷期――2023年は北川景子、木村拓哉のドラマが不発
ところがここに来て、またしても鉄板ドラマが次々と視聴率不振に陥るように。
「最初に『あれ?』と思ったのが、22年4月期の綾瀬はるか主演『元彼の遺言状』。綾瀬&大泉洋という国民的俳優がタッグを組む事件モノとあって、業界内外で『大ヒット間違いなし』と見られ、初回は12.1%でスタートしたものの、徐々に数字が下がり、全話平均は9.1%。人気小説が原作ですが、ドラマオリジナルの展開で不評を買ったのがその原因だったようですね」(同)
これ以降、月9は視聴率が低迷。23年は北川景子主演の『女神の教室~リーガル青春白書~』、木村拓哉主演『風間公親-教場0-』と、トップ俳優を起用した人気の法律・刑事モノテイストの作品が1月期、4月期に相次いで放送されたものの、いずれも全話平均1ケタと不発。
そして7月期の『真夏のシンデレラ』は全話平均5.6%で月9歴代ワーストを更新。その影響を受けてか、二宮・中谷・大沢という主演級を3人もそろえた『ONE DAY』が、初回7.8%から右肩下がりで、4%台を連発するという惨状にある。