11.宇治市源氏物語ミュージアム
寒さ厳しい冬の京都では、屋内でデートがしたい!というカップルにおすすめなのが「宇治市源氏物語ミュージアム」。紫式部によって書かれた光源氏を主人公とする長編物語『源氏物語』に関するミュージアムです。
館内は当時の生活の様子を模したレプリカや歴史背景などの展示が豊富に揃っており、初めて源氏物語に触れるという方から、より深く物語に入り込みたいという方まで幅広い層が楽しめる作りとなっています。
12.雲龍院
京都東山区にある真言宗泉涌寺(せんにゅうじ)には九つの末院があり、「雲龍院(うんりゅういん)」はその末院の一つです。南北朝時代の後光厳(ごこうごん)天皇の勅願で建てられたお寺で、「別格本山」という本山に準じた待遇を受ける特別な格式を持っています。
雪景色をはじめ、庭の四季の風景を眺めるために設けられた「蓮華の間」の「雪見障子」が見どころで、4つのガラス窓から眺める雪化粧された庭の景色は格別です。また「悟りの間」では、丸窓の「悟りの窓」と四角い窓の「迷いの窓」から庭園を鑑賞できます。
13.下鴨神社
導きの神、勝利の神として信仰を集める下鴨神社。正式名称を賀茂御祖神社(かもみおやじんじゃ)と言います。鮮やかな朱色をした楼門は高さ13メートルで、重要文化財に指定。広い境内にはその他にも多くの重要文化財があります。
下鴨神社の冬の見どころといえば、楼門を入って右手、朱塗りの輪橋(そりはし)の袂に植えられている「光琳の梅」。国宝である尾形光琳の『紅白梅図屏風』に描かれた梅のモデルと伝わることから、この名がつけられました。例年2月下旬から濃いピンクの花を咲かせます。
14.城南宮
794年の平安京遷都の際に、国の守護と都の安泰を願って建てられたのが始まりとされ、「方除の大社」と言われています。ちなみに方除けとは、方向の災いや家相などの心配が取り除かれるよう祈祷することを言います。
また天才造園家とされた中根金作の美しい庭園も見どころ。冬には色鮮やかなしだれ梅と椿が花を咲かせ、見頃にあわせて「しだれ梅と椿まつり」が開催されます。