8.金閣寺
どの時期に訪れても光り輝く姿が見事な京都の金閣寺。ですが、冬の雪景色の中に佇む金閣寺の姿はまた格別の美しさです。雪が積もるほどに降る日は例年数日しかありませんが、貴重な冬だけの絶景を求めて積雪が期待できる時期にデートで訪れてみては。
なお雪が降った場合でも、うっすら積もる程度だと午前中のうちに溶けてしまうことも多いので、できるだけ早い時間に訪れましょう。金閣寺の最新の状況はライブカメラでも確認できます。
9.宝泉院
京都駅から北に約1時間、のどかな山里の大原には、天台宗が栄えた大原の中心的道場である勝林院があります。宝泉院はその中の僧が住居とする僧坊として、平安時代末期に建立されました。三千院に次ぐ大原の観光名所です。
宝泉院には、盤桓園、鶴亀庭園、宝楽園の3つの庭園があります。その中でも一番の見所は盤桓園(ばんかんえん)です。客殿から柱を額縁に見立てて眺めるため、額縁庭園とも呼ばれています。客殿に一歩足を踏み入れると、視界にいっぱいに広がる迫力満点の景色や樹齢700年の五葉松に驚かされます。
また拝観料には、お抹茶と和菓子が含まれているので、雪景色を眺めながらカップルでゆっくりお茶をいただくという贅沢なひとときが過ごせます。
10.高台寺
慶長11年(1606年)に、豊臣秀吉の妻・北政所(ねね)が秀吉の菩提を弔うために創建しました。東山を借景とした池泉回遊式の「高台寺庭園」は、昭和2年(1927年)に国の史跡・名勝に指定。そして開山堂と書院をむすぶ廊下の中央にある「観月台」は国の重要文化財に指定されており、北政所(ねね)が秀吉を偲びながら月を眺めたと言われています。
そんな高台寺の冬デートにおすすめなのが、「冬の夜の茶会 夜咄(よばなし)」。例年1月中旬〜3月初旬までの期間限定で、週末の金・土・日のみ行われている冬の高台寺の恒例イベントです。ロウソクの灯りだけが灯された中でお茶をいただく茶会で、所要時間は約3時間ほど。点心(軽いお食事)や、美しくライトアップされた夜の庭園散策も含まれています。