EPOがβ版を公開していた、家族や支援者同士の交流、相談スペース、重い障がいがあっても参加できるイベントを提供するコミュニティサロン「COCOLON」の正式版がリリースされた。12月1日(金)より、フォトライブラリや動画コンテンツの機能を含んだ正式版が公開されている。

また、12月中は無料会員登録で利用できるキャンペーンも実施している。

重症心身障がい児に関わる人に向けたコミュニティ

EPOは、2016年より東京都で重症心身障がい児の通所施設「ここね」の運営を開始し、現在、東京都で児童発達支援3事業所、放課後等デイサービス1事業所を運営している。この度、地域で生活する重症心身障がい児やその家族の支援を続けてきた経験を活かし、コミュニティサロン「COCOLON」をリリースすることとなった。


「COCOLON」は、重症心身障がい児に関する「繋がり」「学び」「遊び」「楽しみ」がつまった、重症心身障がい児に関わるすべての人に向けたオンラインコミュニティ。

気になることや困ったことが気軽に聞けて、家族や支援者同士たくさんの人と繋がって、子どもたちと家族の暮らしや支援に役立つ情報や楽しみが溢れる場所を目指す。


重症心身障がい児や医療的ケア児のようなスペシャルニーズがある子どもの子育てや医療的ケア、療育に関する情報は少なく、個別性が高いため相談できる相手が身近にいないことが多いという。同オンラインサイトは、重症心身障がい児とその家族が暮らす日々がよりよいものになるよう、障がいがあってもなくても参加できる様々な企画やイベントと共に交流や情報交換の場となることを目指している。

「COCOLON」の主な5つの機能

「COCOLON」の機能を紹介していこう。


1つめは「掲示板機能」。悩みごとの相談、使っている物品、医療的ケア、ごはん、自宅での入浴、療育、サービス、福祉用具などの情報について、直接聞いたり見たりすることを通じて、子育てや日々の暮らしのヒントを得ることができる。また、子どものことだけでなく、仕事、趣味、あそびなど、ジャンルを問わない交流ができる掲示板となっている。


2つめは「みんなのフォトライブラリ」。みんなが投稿した写真がトップページに表示される機能だ。更新される度に様々な背景、構図、表情の写真を見ることができる、まるで写真展のようなフォトライブラリ。投稿した写真はカテゴリ別でも見られる。


3つめは「動画コンテンツ」。子どもが楽しめるような動画からセミナーやイベントの一部公開など、日々の楽しみ、学び、生活の役に立つような動画コンテンツを順次公開予定。


4つめは「セミナー・ワークショップ」。医師や看護師、リハビリなどの医療、福祉に関わる人だけでなく、絵本作家や音楽家などの遊びの幅を広げてくれる人、コーヒーや料理で日々の彩りを増やしてくれる人など、毎月多彩な講師を招いてセミナーを開催する。


5つめは「イベント」。オンラインでもオフラインでも楽しめる参加型のイベントを企画・実施する。重症心身障がい児の子どもやきょうだい、家族も楽しめるように配慮し、オフラインイベントは医療的ケアや車いす・バギーが必要でも参加できるものを用意する。ディズニーランド外出については、これまで児童発達支援・放課後等デイサービスで実施してきたので実績も豊富。来年秋に「COCOLON」でも実施を予定しているそう。


リリース直後の12月は、無料会員登録することで、すべての機能を使用可能。この機会に「COCOLON」を試してみては。

COCOLON ウェブページ:https://co-co-lon.com

(鈴木 京)