オドゥンパザルの見どころ:オドゥンパザル近代美術館

エスキシェヒル オドゥンパザル近代美術館

オドゥンパザルには、隈研吾建築都市設計事務所が手がける美術館があります。オドゥンパザルの新しいシンボルマークともいえるこの美術館は、アートコレクターで実業家であるエロル・タバンジャによるプライベート・ミュージアムです。エスキシェヒルの伝統的な木造家屋から発想を得た美術館には木材がふんだんに使われており、歴史あるオドゥンパザルの町並みにすっかり溶け込んでいます。美術館に入場しなくても利用できるカフェが併設されており、旅行者だけでなく地元の人たちの憩いの場にもなっています。

オドゥンパザルの楽しみ方:チーボレキを食べる

エスキシェヒル名物料理のチーボレキ

オドゥンパザルを散策しているときにぜひ食べておきたい料理をご紹介しましょう。クリミア・タタール系の移民たちがもたらしたとされるチーボレキはオドゥンパザルの名物料理です。チーボレキとは、クレープ状の薄い小麦粉生地で、炒めたひき肉と玉ねぎを包み、油でサクッと揚げた食べ物です。近郊の自然豊かな大地で育った牛や羊の挽肉が使われており、風味豊かな味わいです。至る所にチーボレキ屋さんがあり、揚げたての香りにつられてつい食べたくなってしまうこと間違いなしです。

オドゥンパザルの楽しみ方:砂の中で温めるトルココーヒーを飲む

エスキシェヒル 砂で温めるトルココーヒー(クムダ・トゥルク・カフヴェスィ)

オドゥンパザルでは少し変わったトルココーヒーも有名です。トルココーヒーはジェズヴェという専用の小鍋で温めたり、最近では専用の機械で作ることが一般的ですが、熱い砂の中にジェズヴェを入れて作るタイプのクムダ・トゥルク・カフヴェスィというトルココーヒーもあります。砂の中でジェズヴェ全体を温めて作られるトルココーヒーは非常に香りがよく、コクと甘みが絶妙です。散策の途中に一休みしたくなったときはぜひクムダ・トゥルク・カフヴェスィを飲んでみてください。

おわりに

イスタンブールやアンカラからアクセスしやすいエスキシェヒルは、町を流れる川に架かる橋や建物が美しく整備された、観光しやすい静かな町です。オドゥンパザル周辺の観光のみなら1日あれば十分です。トルコ旅行をお考えの方は、ぜひエスキシェヒルにも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。