標高3,000mの絶景に出会える「千畳敷カール」や、イベントも盛りだくさんの「松本城」、大迫力の氷柱が観賞ができる「白川氷柱群」など、冬の長野旅行におすすめの観光スポットをご紹介します。
1. 千畳敷カール
日本最高所にあるロープウェイの駅・千畳敷駅からすぐの、標高2,931mの宝剣岳直下に広がる景勝地。畳1,000枚を敷いた広さがあることからつけられた名称で、今から約2万年前、ゆったりとした氷河の流れによって浸食され、形成されたカール(半円形の窪地)です。
紅葉時期などの景色も有名ですが、冬季は宝剣岳の山肌と白い雪、紺碧の青空という美しいコントラストを楽しむことができ、冬の旅行先にもぴったり。周囲では、霧などが樹木に付着する「霧氷」という現象が見られることも。
またゆっくり滞在した場合は、日本一高い場所に位置する「ホテル千畳敷」への宿泊もおすすめ。どのお部屋からも外の雪景色を、堪能することができますよ。
マイカー規制がかかっているため、駐車場がある「菅の台バスセンター」からロープウェイ乗り場である「しらび平駅」まではバスに乗る必要がありますが、雪山の運転や登山などなしにアクセスできるのは嬉しいポイントです!
2. 諏訪湖
標高759mという高地に位置する諏訪湖では、寒さが最も厳しい1月〜2月にかけて「諏訪湖の御神渡り」と呼ばれる現象が発生します。全面氷結した諏訪湖の水面の氷が朝晩の気温差で膨張と収縮を繰り返し、ひび割れて筋状に盛り上がってできるもので、条件が揃わなければ見られない、希少な光景として知られています。
湖面の氷がひび割れてできる”氷の道”は、”御神渡り”の名の通り、神様が通った道とも言われ、地元では古くから神聖な現象として崇められてきました。観測は毎年、諏訪市にある八剣神社が担当し、御神渡りの発生に合わせて、その年の吉兆を占う神事が執り行われています。
3. 飯山かまくらの里
新潟県との県境にある飯山市は国内有数の豪雪地帯。その雪をいかした「かまくらの里」が、毎年1月下旬から一ヶ月間ほど出現します。
大人が10人はいれる大きなものから小さなものまで、約20ほどのかまくらがつくられます。「レストランかまくら村」として、名物 “のろし鍋” などの料理を楽しむことができるかまくらも(要予約)。そり遊び会場やスノーラフティング体験ができるほか、軽食がいただける売店もあり、たっぷり雪遊びも楽しめますよ。