木村拓哉主演『無限の住人』は10億円に届かず

 6位は、嵐・櫻井翔主演で18年5月4日に公開された『ラプラスの魔女』。小説家・東野圭吾氏の同題作品(KADOKAWA)の実写版で、大学教授の青江(櫻井)が硫化水素中毒による殺人事件の真相を暴いていく物語。最終興収は14.0億円を記録した。

 7位は、14年11月15日公開の『神さまの言うとおり』(主演・福士蒼汰)。「別冊少年マガジン」(講談社)で連載された同題漫画(原作・金城宗幸氏、作画・藤村緋二氏)を実写化。退屈な日常にうんざりしていた高校生・高畑瞬(福士)らが、教室に現れたダルマや招き猫、コケシなどから試練を与えられ、クリアできない者には死が待ち受ける……というデスゲームもの。最終興収は12.2億円。

 8位は、『藁の楯』と同じく大沢たかおが主演を務めた『風に立つライオン』(15年3月14日公開)。歌手・さだまさしが1987年に発売した同題楽曲の大ファンだという大沢が熱望し、13年に小説化(幻冬舎)、そして自身が主演する形で映画化。大学病院からケニアの研究施設に派遣された医師・島田航一郎(大沢)が、心に傷を負った現地の少年兵らと真正面から向き合おうとする物語で、最終興収11.7億円を記録した。

 9位は、17年4月29日に公開された『無限の住人』(主演・木村拓哉)。原作は漫画家・沙村広明氏が「月刊アフタヌーン」(講談社)で連載していた同題作品で、アニメ化や舞台化もされている。木村が主人公の“死にたくても死ねない”人斬り・万次を演じた映画版には、杉咲花、福士蒼汰、市原隼人、戸田恵梨香、市川海老蔵らも出演。最終興収は9.7億円となった。