6. しかりべつ湖コタン
然別湖は北海道で一番高い場所にある湖で、その標高は810m。北海道十勝管内の鹿追町北部と上士幌町(かみしほろちょう)南西部にまたがる湖で、大雪山国立公園唯一の自然湖です。湖の周囲は約13kmあり、トドマツやエゾマツ、ダケカンバなどの原生林に囲まれ、その雄大な自然のなかではナキウサギやミサゴ、オジロワシなどの貴重な野生動物たちが暮らしています。
然別湖は冬の凍結が最も早く、約半年間は雪と氷に覆われます。完全に凍った湖は一面が真っ白な世界。なんとその冬の期間、例年1月末〜3月上旬まで、凍結した湖上に幻の村「しかりべつ湖コタン」が現れます。
村の建物は全てが氷と雪だけで作られており、とっても幻想的。村の中では、氷のブロックでつくられたアイスバーやアイスロッジ、アイスチャペル、氷上露天風呂などを楽しむことができます。冬の北海道を楽しむには、おすすめの観光スポットですよ。
7. 大津海岸/ジュエリーアイス
中川郡豊頃町にある大津海岸で見ることができるジュエリーアイス。冬季に十勝川が凍り、その川を覆いつくしていた氷が太平洋に流れ出て、大津海岸に打ち上げられた氷塊のことです。透明度が高く、太陽の光を浴びると宝石のようにキラキラと輝いて見えることから「ジュエリーアイス」と呼ばれるようになりました。
ジュエリーアイスを見られるのは、1月中旬~2月下旬頃の早朝。最盛期には海岸を埋めつくすほどの氷塊が見られることもあり、多くのカメラマンや観光客が訪れる人気のスポットとなっています。早朝のため交通機関は利用できませんが、体験ツアーなどに参加すると訪れやすいです。
8. 函館山展望台
かつて世界三大夜景の一つに数えられた函館。標高334mの函館山から眺める函館の街の夜景は、今なお不動の人気を誇り、夜景を目当てに多くの観光客が函館の街を訪れます。積もった雪に光が反射し、よりいっそう夜景がきれいに見える冬の時期は、とくにおすすめ!
例年12月〜3月にかけては、函館の町がキラキラ輝くイルミネーションイベント「はこだて冬フェスティバル」が開催され、いつも以上に輝きが増します。冬季は道路が閉鎖されるため、函館山山頂へのアクセスはロープウェイを利用しましょう。