ジブリ、ディズニー、新海誠監督作が複数ランクイン

 一方、『千と千尋の神隠し』と同じ宮崎駿監督によるスタジオジブリ作品も複数ランクイン。6位の『もののけ姫』のほか、7位の『ハウルの動く城』(04年11月公開)は興収196.0億円、9位の『崖の上のポニョ』(08年7月公開)は興収155.0億円、16位の『風立ちぬ』(13年7月公開)も興収120.2億円をあげていた。

「ディズニーアニメ作品も『アナと雪の女王』を含めて5作、『君の名は。』の新海誠監督作品は3タイトルが、TOP20に入っています。ちなみに、同ランキングのうち“2020年代以降に公開した作品”は8作で、近年のアニメ人気の勢いを感じられますが、唯一“1990年代に公開した作品”である『もののけ姫』の強さも際立ちます」(同)

 宮崎監督のジブリ作品では今年7月に『君たちはどう生きるか』も公開しており、11月19日時点の興収は85.6億円。まだ上映中とあってもう少し数字を伸ばすだろうが、ちょうど10年前の作品『風立ちぬ』の記録を上回るのは厳しいかもしれない。