歴代アニメ映画TOP20、「ジャンプ」原作作品の強さ

 毎年さまざまなアニメ映画(海外作品も含む)が公開されているが、歴代アニメ映画の興収TOP20を並べてみると、20年10月に公開された『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が興収404.3億円でぶっちぎりの1位。2位は『千と千尋の神隠し』(01年7月公開)で316.8億円、3位は『アナと雪の女王』(14年3月公開)で255.0億円、4位は『君の名は。』(16年8月公開)で251.7億円、5位は『ONE PIECE FILM RED』、6位は『もののけ姫』(97年7月公開)で201.8億円と続き、ここまで“興収200億円超え”を達成。

 なお、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』は漫画家・吾峠呼世晴氏が「週刊少年ジャンプ」で連載していた『鬼滅の刃』を映画化。興収TOP20のうち、この『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』(1位)と『ONE PIECE FILM RED』(5位)以外にも「ジャンプ」作品が2作ランクイン。8位の『THE FIRST SLAM DUNK』(22年12月公開)は漫画家・井上雄彦氏の『SLAM DUNK』が原作で、今年8月末までの超ロングラン上映により興収157.3億円を達成。14位の『劇場版 呪術廻戦 0』(21年12月公開)も漫画家・芥見下々氏が連載中の『呪術廻戦』を映画化し、興収138.0億円を記録した。

 “少年漫画原作”だと、漫画家・青山剛昌氏が「週刊少年サンデー」(小学館)にて連載している『名探偵コナン』の映画シリーズも人気で、今年4月公開の最新作『名探偵コナン 黒鉄の魚影』は興収138.3億円まで伸ばし、13位にランクインしている。