沖縄観光は車なしでも大丈夫!首里城に国際通り、美ら海水族館に美浜アメリカンビレッジなど、都市モノレール「ゆいレール」やバスでもアクセスしやすい、沖縄の人気観光スポットをご紹介します。
はじめに:沖縄の公共交通事情について
沖縄県内は電車が走っておらず、利用できる公共交通手段は都市モノレール「ゆいレール」と、路線バスをはじめとするバスのみとなります。
ゆいレールの路線は那覇市の那覇空港駅〜浦添市のてだこ浦西駅までで、主に那覇市内の観光スポットを巡る際に利用できます。那覇市外の観光スポットを訪れる場合は、路線バスや高速バスなどを利用しましょう。なお沖縄は交通渋滞が発生することが多く、バスが遅延することも多いので時間にゆとりを持って利用するようにしてください。
それではゆいレール、バスでアクセスしやすい沖縄の人気観光スポットを以下にご紹介します。
ゆいレールでアクセスできるおすすめ観光スポット
1.首里城
琉球王国の国王ファミリーの居住地「王宮」で、王国統治の行政機関「首里王府」の本部でもあった場所。昭和20年(1945年)の沖縄戦で全焼しましたが、平成4年(1992年)に復元され、平成12年(2000年)には「琉球王国のグスク及び関連道産群」のひとつとして世界遺産に登録されました。標高120メートル~130メートルの小高い丘に広がり、「西のアザナ」からは慶良間諸島までを見渡す景色を楽しむことができます。
なお2019年10月31日に発生した火災により、正殿をはじめとする主要な施設が焼失しました。2026年の完成を目指して復興工事が進められており、一般の観光客も専用デッキからその工事の様子を見学できます。
アクセス方法
ゆいレール「首里駅」から、守礼門までは徒歩15分ほど。あるいは「首里駅前」バス停から路線バスに乗車し「首里城前」バス停で下車すれば、徒歩1分ほどで守礼門にたどり着くことができます。
2.壺屋やちむん通り
1682年に琉球王府の政策で、各地に散らばっていた窯場を「壺屋」に統合したのがはじまり。約400mの石畳の通り沿いには、窯元やショップ、カフェなど50店ほどが軒を連ねています。
器やシーサーづくり体験ができる工房もあるので、旅の記念にぜひ訪れたい通りです。
アクセス方法
ゆいレール「牧志駅」から徒歩8分でたどり着けます。
3.那覇市第一牧志公設市場
1951年に開設された沖縄県で最大規模の市場で、“那覇の台所”として長年親しまれてきました。沖縄ならではの食材やスイーツを扱うショップが所狭しと並んでおり、また飲食店も豊富なことから、地元の人はもちろん、観光客からも人気を集めています。
なお市場の老朽化に伴って施設の建て替えを行い、2023年3月にリニューアルオープン!1階には精肉・鮮魚・野菜などを扱うお店が並び、2階は飲食店フロアとなっています。1階で購入した食材を2階の飲食店で調理してもらうサービスもあるので、気になる食材を見つけたらぜひ挑戦してみて。
アクセス方法
ゆいレール「牧志駅」から徒歩9分、あるいは「美栄橋駅」から徒歩10分でたどり着けます。
4.波上宮
那覇の国際通りから徒歩20分ほど、海水浴場としても人気の「波の上ビーチ」にある神社です。「琉球八社」の中でも、最も格式が高いとされる「琉球国新一の宮」に認定されており、岩の上に鎮座するその様子はインスタ映えするパワースポットとしても人気です。
創始年は不詳ですが、元々は沖縄では古来より海神の国「ニライカナイ」の神々に、日々穏やかな天候と豊漁・豊穣に恵まれた生活になるよう祈る風習があり、その祈りの聖地の1つがこの崖だったと言われているそうです。海を望む絶景の中で参拝ができるほか、狛犬がシーサーになっているなど、沖縄らしいさを味わえるのも魅力です。
アクセス方法
ゆいレール「旭橋駅」から徒歩15分。あるいはゆいレール「県庁前駅」近くの「パレットくもじ前」バス停から2・5・15・45系統バスに乗車し「西武門」で下車、徒歩約3分です。
5.国際通り
県庁北口交差点から安里三叉路にかけて約1.6km続くストリートで、戦後目覚ましい発展を遂げたことと、ほぼ1マイルの距離であることから”奇跡の1マイル”と呼ばれていました。
現在は沖縄最大の繁華街となっており、お土産さがしには事欠かないショッピングストリート。飲食店も充実しており、また周辺の脇道にも様々なショップが並び、沖縄観光で外せないスポットです。
アクセス方法
国際通りはゆいレールの「県庁前駅」から徒歩5分ほどで歩けば、通りの西側から国際通りに入ることができます。あるいは「牧志駅」からであれば、通りの東側から国際通りに入れます。