山々に囲まれ、豊かな自然が溢れる群馬県には数多くの滝があり、四季折々の美しさを見せてくれます。トレッキングや観光紅葉狩りなどとともに訪れる人も少なくありません。ここでは群馬県内で比較的アクセスしやすく、初心者にもオススメの名瀑をご紹介しましょう。
【北群馬郡吉岡町】船尾滝
榛名山東麓の山中、吉岡町にある船尾滝は伊香保温泉へ続く県道153号から西へ入ったところからアクセスします。無料の駐車場から舗装された道と遊歩道の2つルートがあり、ゆっくり歩くと15分ほどで滝に辿り着きます。滝の近くには観音像やあずまやがあり、その先に船尾滝があります。
落差72mの滝は水量が多ければまるで布を垂らしたような滝の流れが姿を表します。町の文化財にも指定されるほか、吉岡町を代表する日本酒の名前にもなっている群馬を代表する名爆です。
春から夏は新緑、秋には紅葉と滝が織りなし圧巻。また冬には氷と滝の風景も楽しめますよ。例年紅葉は10月下旬〜11月上旬にかけて見頃を迎えます。
問合せ先:0279-54-3111(吉岡町産業観光課)
吉岡町HP
【渋川市】棚下不動の滝(雄滝)
赤城山の南西部、渋川市赤城町にある棚下不動の滝は、利根川沿いの県道255線沿いの駐車場から徒歩でアクセスします。不動明王と鳥居の近くの遊歩道を登っていきます。
5分もかからずに大岩山不動堂にたどり着きます。その右側の遊歩道をさらに登っていくと、赤城山の噴火でできた溶岩の断崖を流れ落ちる落差37mの雄大な滝が姿を表します。
滝の裏には洞窟があり、裏見の滝として裏側からも間近で水の流れを見られますよ。春夏秋冬、自然の美しさと一緒に楽しめる滝です。例年紅葉は11月上旬〜11月中旬にかけて見頃を迎えます。
問合せ先:0279-22-2873(渋川市産業観光部観光課)
渋川市観光情報HP
【みどり市】小中大滝(こなかおおたき)
赤城山東麓の山間の地、みどり市にある小中大滝は、渡良瀬渓谷沿いを走る国道122号から西へ細い林道のような道を登ってアクセスします。道は細く多少凸凹になっていますが、比較的アクセスしやすく、駐車場があります。ハイキングコースのような遊歩道を登ること数分、小さなトンネルにたどり着きます。
その先には「けさかけ橋」といわれる真っ赤なつり橋があります。最大斜度44度の急こう配でスリル満点。長さもあり、途中まで階段になっていることもあり、ドキドキ感がたまりません。
つり橋の上からも滝が流れる様子を見られますが、対岸の展望台からは木々の合間から、96mもの落差を流れ落ちる雄大な滝の姿が見られます。紅葉の名所として知られ、例年10月下旬〜11月中旬にかけて見頃を迎えます。
問合せ先:0277-46-7289(みどり市観光協会)
みどり市観光ガイド