オンラインのコミュニケーション課題をAIファシリテーションで解決していくHANATABAと、女性が自分らしく働く環境を作るため、女性テレワーカーの育成と全国の企業・自治体のデジタル化支援を行うMAIAは、沖縄県内で実施している「でじたる女子プロジェクト」の受講生向けに、オンライン自習室を10月3日(火)より提供している。
IT関連スキルの習得機会を提供する「でじたる女子プロジェクト」
「でじたる女子プロジェクト」では、e-Learningを通じてニーズの高いIT関連スキルの習得機会を提供している。ITの仕事に取り組む上で大切なマインドセットやビジネススキルのトレーニングはもちろん、金融トレーニングなど幅広いプログラムを用意。
カリキュラム修了後は、就労支援を通して「自由な場所で、自由な時間に、スキルに応じた高単価な業務で」働くことを目指している。
受講生の学習においての2つの課題
さまざまな地域で「でじたる女子プロジェクト」を展開する中で、受講生の学習において2つの課題が浮き彫りになった。
1つ目の課題は、学習時間の確保の難しさ。「でじたる女子プロジェクト」受講生には30~50代の子育て中の女性が多く、7割強が就労している。学習は家事や子育て、仕事などの隙間時間で行っている人が多く、学習時間を確保することが非常に難しい状況がある。
2つ目の課題は、学習の孤立によるモチベーション低下だ。プロジェクトではe-Learning学習をSlackによりサポートしているが、不慣れな人は質問することにハードルを感じやすい状況がある。また同じように自主学習をする女性同士の出会いや、対面での交流の機会が少ないことから孤独を感じやすく、モチベーションの維持に課題を感じていた。
課題解決のために「どこでも自習室」を導入
そこで、これらの課題の解決に協力するため、オンライン自習室支援ツール「どこでも自習室」を、沖縄県内の「でじたる女子プロジェクト」受講生向けにカスタマイズして提供を開始した。
「どこでも自習室」では、「25分勉強、5分休憩」を数回繰り返すポモドーロ学習法の考え方を取り入れている。タイマー管理を活用することで、学習リズムを安定させることが可能となる。
また、多くの学習者が集まる環境を作り、人間関係を築きやすくすることで、学習のモチベーションを高める。
さらに、ブレイクアウトルームに雑談部屋を設けて参加者同士の自然な交流を促すなど、休憩時間には学習者同士で交流できるコンテンツを提供している。交流コンテンツは運営側で変更可能なため、試行錯誤を重ねながら最適な形に進化させていくという。