同番組は「チャレンジトークバラエティ」という肩書だが、単なるトーク番組ではなく、その可能性を広げるような挑戦的な企画が多い。例えばお笑いタレントらが、特定の芸能人が絶対言わないであろう一言を考えて本人に実演してもらう「芸能人 言わない一言GP」。「DJ KOOとSAMが、カフェしながら絶対言わないひと言」、「ゆうちゃみがスマホの画面をスクロールしたあと絶対言わない一言」など、シチュエーション大喜利に奥行を持たせた企画だ。

 ちなみにDJ KOOとSAMの「言わない一言」では、DJ KOOが「DJ 松永と俺、DJとしてどっちが有名かな?」と尋ね、これに対してSAMが「その質問何回するんだよ」とツッコミを入れるといった独特の空気感の会話劇となり、スタジオの笑いを誘った。

 ほかにも同番組には、「ふわふわ料理店」というグルメ企画がある。オードリーとハライチが「昭和・平成・令和」、「転生したら素晴らしいステーキだった件」などふわっとした料理名を提示し、その名に合った料理をシェフに即興で作ってもらう内容だ。

「『オドオド×ハラハラ』は、潤沢な予算をかけて作り込まれた上質なバラエティという雰囲気が漂っています。まさに、家族で楽しめる番組。かといってベタになりすぎず、タイトル通り少し緊張感もありつつ、いずれも大喜利要素が入っているので、視聴者も一緒になって回答を考えられます」(同)