13.アーティゾン美術館

独自の照明技術で作品を照らす(アーティゾン美術館)

アーティゾン美術館は、公益財団法人石橋財団ブリヂストン美術館が前身となっている美術館で、23階建て高層ビル「ミュージアムタワー京橋」の4-6階の3フロアに展示室があります。その他に1階がミュージアムカフェ、2階にミュージアムショップ、3階がチケットカウンターとなっています。

「ARTIZON」(アーティゾン)は、「ART」(アート)と地平を意味する「HORIZON」(ホライゾン)を組み合わせた造語で、時代を切り拓くアートの地平を多くの人に感じ取ってほしいという願いを込めて名付けられました。「創造の体感」をコンセプトに古代美術、印象派、日本の近世美術・洋画、そして現代美術まで幅広い美術品の展覧会を行っています。

アーティゾン美術館のライブラリー

館内は、3階から5階の16.5mが吹き抜けとなっており、ところどころガラス張りなので、解放的なゆったりとした空間の中で絵画などのアート作品を堪能することができます。また空間だけでなく、家具も魅力的。カフェの木製アームチェアや四方から座れる展示室のソファ、トイレのピクトグラムなど全てがオリジナルでデザインされています。

14.旧古河庭園

六義園と共に、駒込を代表する観光スポット「旧古河庭園」。元々は明治時代、外務大臣として不平等条約の改正に尽力した陸奥宗光(むつむねみつ)の邸宅でした。その後、宗光の次男が鉱山を運営する古河家の養子となったことから古河家の所有となりました。

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洋風庭園では、時期になるとバラの花が咲き誇ります。品種は「カトリーヌ ドゥヌーブ」をはじめ、「イングリッド バーグマン」、「芳純」など数十種類以上にのぼり、紅色やピンク色、黄色などの美しい花を咲かせます。

またイギリス貴族の邸宅にならった洋館は「大谷美術館」として一般公開しています。建物内部は1階が洋室、2階は寝室を除きすべての部屋が和室という和洋折衷な内装で、自由見学(400円/人)の場合は1階のみ、見学ガイドツアー(800円/人)に申し込むと2階まで見学できます。