シースターは、ベビー用医療機器やヘルスケア製品を製造・販売する医療機器メーカーだ。

そんな同社が製造するBabySmile「乳児用体動センサE-202」が、BabyTech Awards 2023大賞を受賞した。

乳児用体動センサを、家庭で導入可能に


「BabyTech Awards 2023」は、安心して使うことのできる優れた育児向けIT商品やサービス・育児家電を表彰するコンテスト。シンプルかつ透明性が高く、信頼できる専門家による深い商品理解をもとにした審査が行われている。

受賞商品「ベビーアラームE-202」の投票コメントには、“エンドユーザーを家庭に見据え、安価にSIDS防止策を講じられる商品として素晴らしいと思う。保育園や病院で使用されるイメージが強かった乳児用体動センサを、家庭で身近に導入可能になることは望ましいことだ”や、“呼吸停止に気づく機会を増やすことでSIDSのリスクを減らすというアプローチ、単体でのセンサ、アラームという点、低価格化で多く使ってもらえるものにする姿勢が頼もしい”などの声があがった。

ベビーアラームの開発背景

赤ちゃんの睡眠時には様々な危険が潜んでいる。乳幼児突然死症候群、通称SIDSと呼ばれる赤ちゃんが予兆もなく亡くなってしまう病気や、ベッドからの転落事故、寝具等による窒息など、睡眠時の赤ちゃんは様々な危険と隣り合わせだ。

また出生後の乳児は主に鼻呼吸であり、鼻の詰まりにより窒息のリスクが高まることも懸念されている。

一方パパやママにおいては、赤ちゃんが寝ている間も心休まらず、ストレスや疲労を感じ続ける状況にある。同社はこのような様々な課題を受け、乳児用体動センサベビーアラームを開発。製品を通じて、両親の日々の負担を軽減し、尽きることのない不安を少しでも和らげることを願っている。

医療機器認定を取得


「ベビーアラームE-202」は、睡眠中の赤ちゃんの体動を感知する高性能センサを内蔵し、万が一体動が約20秒間感知されない場合には、アラームで赤ちゃんの異変を知らせてくれる。

また、クラス1の一般医療機器として届出済みの製品となっている。

内蔵されたセンサは、医療機関でも採用 されている高性能センサを搭載する。医療機器メーカーとして長年培ってきたセンサ技術を活用し、睡眠中の赤ちゃんの体動を正確に感知し、もしもの場合に備える。

帰省先等にも持ち運び可能


赤ちゃんにとって睡眠環境の変化は非常にストレスとなるため、帰省や睡眠中の事故に普段以上の注意が必要となる。赤ちゃんの事故防止のためにも簡単に持ち運びができて、どこでも使用できることを重要と考え、同製品はコンパクトで軽量設計になっている。

また、病院や施設で使われている体動センサは、高価格帯で一般の家庭向きではない。“退院時のママへお勧めしたい”という医師の声も多く、世界中の多くの家庭で活用してもらうため、数年の開発期間を経て低価格帯での提供を実現する。製品は2024年1月1日(月)より発売される。

BabyTech Awards 2023大賞を受賞した「ベビーアラームE-202」を、この機会にチェックしてみては。

BabyTech Awards 2023:https://babytech.jp/bta2023/
シースター:https://www.seastar.co.jp/

(江崎貴子)