「コムドットが通用しなかったら辞める」宣言に疑問

 来年3月までに、かかわっている番組をすべて手放すことになりそうな鈴木氏だが、現在手掛ける番組には、4月にレギュラー放送が開始したコムドットの冠バラエティ番組『コムドットって何?』(フジテレビ系)も含まれる。

 また、鈴木氏は5月7日放送のトークバラエティ番組『ボクらの時代』(同)でやまとと共演し、「コムドットを使うのは、テレビにとってすごい実験。これで通用しなかったら辞めますよ」と宣言。自身の放送作家人生をかけてまでも、コムドットをテレビでブレークさせたい様子だった。

「今回の鈴木氏の発表を受けて、ネット上では『コムドットがテレビで通用しなかったから辞めるのか?』とコムドットと関連づける声も見られます。ただ、鈴木氏いわく、作家業から退くことを決定したのは今春。『ボクらの時代』の収録時にはすでに辞めると決めていた可能性もあり、もしそうであれば、なぜ『コムドットが通用しなかったら辞める』と言ったのか疑問が残ります」(同)

 そんなコムドットの才能を買っている鈴木氏の猛プッシュもあり、昨年頃から本格的なテレビ進出を果たしたコムドット。今春、「フジテレビ系ゴールデンウィークアンバサダー」の大役を与えられた彼らは、『めざましテレビ』や『ぽかぽか』など同局の生番組を電波ジャックしたほか、7月には同局の音楽特番『2023 FNS歌謡祭 夏』に生出演し、湘南乃風とのコラボステージを披露した。

「コムドットは芸能事務所などに所属しておらず、不祥事を起こした場合の対応や責任は基本的にメンバー自身が取る格好。そんな彼らを番組に起用するのはリスキーという判断なのか、フジ以外の局で彼らを見かけることはほとんどありません。加えて、春頃と比べると、フジもここ最近は彼らをそこまでプッシュしていないようにも見える。そういった現状から、鈴木氏のテレビ業界撤退とともに『コムドットって何?』も『終了するのではないか』と心配するファンもいるようです」(同)

 長年にわたりSMAPの番組を手がけていたことから、「コムドットを“第2のSMAP”に育てたいと考えていたのでは」ともささやかれる鈴木氏。もし、コムドットが今、テレビで大ブレークしていたら、放送作家を続けるという選択もあり得たのだろうか。