◆一度疑い始めたら、とめどなく疑惑がわいてきて
「飛行機が乾燥してて、あわてて買ったら色つきだった」と昂太が笑う。そして出かけにまだ寒いよと昂太が自分のマフラーを陽子の首にかけてくれるのだが、あとからそこに自分のものとは違う長い茶色の髪の毛がついていることに気づいた。
夫に関わりのある女性、自分と知り合いの女性の髪をやたらと気にする陽子。一度、疑い始めたらとめどなく疑惑がわいてきて、誰を見ても夫の相手ではないかと不安がどんどん募っていく。そして陽子は行動を起こす。
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