◆「誰とも結婚できないよ」逆ギレされ家から追い出された
痛み止めを服用して、1時間後。腹痛はかなり収まり、壁に頼らずとも歩けるまでに。夏樹さんは別れ話を切り出そうと雄太さんの自室の前へ行き、「話があるんだけど」と呼びかけました。
雄太さんはドアを開けるなり、「やっと反省した? エッチしたくなった?」と笑いながら言ってきたそう。その態度に夏樹さんの怒りは、ヒートアップ。
「は? 何言ってんの? ツラそうにしてる彼女を放置する人なんて、ありえないんだけど。幻滅したから別れて」と告げました。
すると、雄太さんは逆ギレ。「自分のことしか考えてない女なんて、こっちから願い下げ。もうちょっと、男の心がわかる女にならないと、誰とも結婚なんてできないよ」と、意味のわからない嫌味を言われ、「早く出て行って。もう他人なんだから」と外に追い出されました。
「びっくりです! こんなにも身勝手で、性欲に支配されている人だったなんて……。最後の別れ方はムカついたけれど、結婚する前に本性がわかり、きっぱり縁が切れてよかったです」
なお、夏樹さんはその後、病院を受診し、月経とうまく付き合えるように。今年の夏には、生理痛の時に温かいお茶を出し、隣に寄り添ってくれる男性と婚約予定です。
「月経のツラさは男性にとって、理解しにくいものだけれど、想像することはできるはず。痛みがわからなくても、わかろうとしてくれる姿勢を示してくれたら、救われる女性は多いと思います」
そんな夏樹さんの言葉が雄太さんのような男性に届き、響いてほしいものです。
<取材・文/古川諭香>
【古川諭香】
愛玩動物飼養管理士・キャットケアスペシャリスト。3匹の愛猫と生活中の猫バカライター。共著『バズにゃん』、Twitter:@yunc24291