「鶲」を何と読みますか?

ぱっと見ると「鶴(つる)」に似た漢字ですが…

早速ヒントを見てみましょう!

「鶲」の読み方のヒントは?

1.「鶲」をひらがなにすると、3文字になります。

2.「鶲」は、とてもカラフルです。

3.「鶲」は、俳句で秋(晩秋)の季語とされています。

4.『梅もどきの枝に尾を動かしている鶲は、』飯田蛇笏「茸をたずねる」より引用

正解は…

正解は「ひたき」でした!

漢字を見ての通り鳥類です。

「鶲」はスズメくらいの小さな渡り鳥。

日本では、春はキビタキ、夏はオオルリ、秋はエゾビタキ、冬はルリビタキをよく目にします。

ヒタキ科の鳥はどの種類もカラフルで可愛らしいため、とても 写真映えします。

野鳥の雑誌や図鑑の表紙にされることが多いそうですよ。

また、オオルリ・コルリ・ルリビタキは、日本で見られる美しい青い鳥3種「瑠璃三鳥」と呼ばれています。

「鶲」のもう一つの特徴は鳴き声。

日本を代表する美しい鳴き声の鳥を3種を「日本三鳴鳥」といいますが、このうち2種類がまたしてもヒタキ科の鳥です。

「チッ、チッ」「カッ、カッ」という高い鳴き声が火打ち石の音に似ているため、「火焚き」「火叩き」と呼ばれるようになったそうです。