今日の難読漢字は
「靨」
「潰える」
「逓減」
の3つです。
さて、なんと読むか分かりますか?
1つ目の漢字は「靨」
「靨」というと、なんとなくマイナスのイメージの付きまとう漢字ですが、
実はそうではなく、「靨」があると可愛く見えると言われています。
そのためことわざなどにも出てくる位、昔からある言葉です。
「靨」読み方のヒントは?
面という漢字が使われているので、顔に関することで正解です。
そして短所も長所に見える位、可愛く見えるというニュアンスで使っています。
「靨」読み方のもうひとつのヒントは?
ひらがなにすると「〇〇〇」です。
笑うと出てきます。
さあもうわかりましたか?
「靨」の読み方、正解は・・・
正解は・・・
「えくぼ」
です!
笑うと顔に窪みができることから、えくぼと言います。
「厭」は抑えるという意味で、「面」は顔を面を抑えてくぼみができるから「靨」という漢字になったと言われています。
痘痕(あばた)も靨ということわざは、
昔天然痘が流行った時に顔に発疹の跡が残ってしまっても、靨がひとつあれば可愛く見えてしまう。
という意味で使われており、欠点をも隠してしまうほどかわいく見えるという事です。
イメージとはちょっと違う読み方をする漢字のひとつです。
2つ目の漢字は「潰える」
「潰える」の読み方をご存じですか?
「潰」という字では「潰れる」という言葉をよく使いますが「つぶえる」ではありません。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「潰える」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「つ○える」の4文字
- 訓読みです
- 「弊える」と書くこともあります
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「潰える」の読み方、正解は・・・
正解は
「ついえる」
です!
「こわれる」の他に「だめになる」「おとろえる」「お金がなくなる」などという意味があります。
「城壁が潰える」という言い方もしますが、「夢が潰えた」「希望が潰えた」というように「だめになる」という意味で使われることが多いです。
「潰える」と「弊える」
同じ読み方と意味を持つ「潰える」と「弊える」ですが、漢字の意味を見るとちょっとニュアンスが異なるように見えます。
「潰」・・・つぶれる、敗れる
「弊」・・・害になる、ぼろぼろになる、よわる、たおれる
字の意味から考えると「潰える」は外部の力でだめになった感じがしますし「弊える」は自分が弱ってだめになったように思えますね。
とはいえ、どちらの漢字も持っていない「お金がなくなる」という意味もあるため、あまり漢字の意味にはこだわらない方がいいでしょう。
あまりそういう場面には遭遇したくありませんが「潰える」の読み方は是非覚えてくださいね。