今日の難解漢字は

「片才」

「男鰥」

「啓蟄」

「金銀蓮花」

「俊彦」

です!

どれもなんとなく読めそうな漢字ばかりですが、

なんと読むか分かりますか?

1つ目の漢字は「片才」です!

本日の漢字は「片才」

2つとも決して難しい漢字ではありませんが…

組み合わせると難読になるんです!

「片才」の読み方のヒントは?

1.「片才」をひらがなにすると4文字になります。

2.『ただ、片才を聞きつたへて、心を動かすこともあめり』源氏物語より引用

3.「片才」の類語には、「とりえ」「長所」などがあります。

正解は…

正解は…

「かたかど」でした!

ひとつのとりえ、唯一得意なこと、わずかばかりの才芸、少しばかりの長所です。

「片」は、全体の一部だけをあらわす「片鱗(へんりん)」、「才」は才能と考えるとわかりやすいかもしれません!

「片片」と「才才」

「片」を用いる言い回しに「片片」があります。カタカタ、ではありませんよ。

読みは「へんぺん」、意味はきれぎれになっている様子や取るに足りないことです。きれぎれの情報を集めたものは「片々録(へんぺんろく)」と呼ばれます。

例:『新聞の号外の投げ与える―たる事実を題にして』森鴎外「灰燼」より引用

同じように「才」を重ねた言い回しに「才才」があります。サイサイ、ではありません。

こちらの読みは「才才(かどかど)」

才気ばしっている、教養がありそうな様子、気が利いていることを意味します。

2つ目の漢字は「男鰥」です!

「男鰥」・・・男の「鰥」って、どんな魚なんでしょう?

「男」がつくということは、「女鰥」という魚もいるのでしょうか?

何と読むのか?

どんな魚なのか?

さっそく見ていきましょう!

「男鰥」の読み方のヒントは・・・?

それでは重大なヒントです!

「鰥」の1文字だと「丸く太った大きな魚」という意味がありますが、「男鰥」は、魚を表す漢字ではないんです。

「魚」は『女性』の象徴、「眔」は『涙』の象形文字です。

女性を思い泣く男性が「男鰥」というわけなんですが・・・

読み方は、「おとこ〇〇〇」の6文字です!

分かりましたか?

「男鰥」の読み方の答えは・・・

正解は、「おとこやもめ」でした!

「男鰥(おとこやもめ)」とは、奥さんがいない、または奥さんを失った男性を表す言葉です。

旦那さんを亡くした、または離別した女性の事は「寡婦(かふ)」と言います。

この「寡」も「やもめ」と言う読み方がありますが、あくまで女性に対して使う漢字なんです。

「男鰥(おとこやもめ)に蛆が湧き女寡(おんなやもめ)に花が咲く」という言葉をご存知ですか?

奥さんを亡くした男性は無精で汚くなり、夫を亡くした女性は身綺麗になりちやほやされるという意味なんですよ。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!