最後はこの漢字!「穆穆」
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「穆穆」の読み方をご存じですか?
「穆」は「惨」という字にも少し似ているように見えますが「さんさん」とは読みません。
それでは、何と読むのでしょうか?
「穆穆」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ぼ○○○」の4文字
- どちらの字も同じ読み方です
以上の2つのヒントから考えてみてください。
「穆穆」の読み方、正解は・・・
正解は
「ぼくぼく」
です!
「穆」は「ボク」という音読みの他に「やわらぐ(穆らぐ)」という訓読みがあり、「穆穆」はなんとなく見た目のイメージに反して「なごやかなさま」をあらわしています。
穀物が実って穂を垂れ、実がはじけようとする形がもとになっていると言われており、内面が充実しているというところから「てあつい」「ていねいな」という意味もあります。
「謬」→「繆」→「穆」?
「穆」という漢字は見覚えがなくても「誤謬」という言葉はご存じの方もいらっしゃると思います。「謬」は「あやまる(誤る)」という意味がありますが、実は「穆」にも「あやまる」という意味があります。「謬」の部首違いである「繆」は訓読みが「あやま(る)」で音読みが「ボク」のため、音読みが共通という理由で「穆」も「あやまる」という意味で使われることがあるようです。連想ゲームのようで面白いですね。
意外な意味を持つ「穆穆」の読み方、この機会に是非覚えてくださいね。