「檮昧」の読み方をご存じですか?
「昧」という字は「曖昧」という熟語で見かけることがありますが、「檮」はあまり見かけることがありません。
いったい何と読むのでしょうか?
「檮昧」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「と○○い」の4文字
- 音読みです
- 「蒙昧」と似た意味を持ちます
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「檮昧」の読み方、正解は・・・
正解は
「とうまい」
です!
「檮」という漢字は「(木の)きりかぶ」「かたい木」という意味の他に「おろかなさま」という意味があります。
「昧」という漢字は「夜明け」「あやふや」「おろか」という意味があり、「檮昧」になると共通の意味である「おろか、無知」という意味になります。
「檮昧」と「蒙昧」
「檮」という、きりかぶをあらわす漢字に何故「おろかなさま」という意味があるのか不思議ですが、「檮」が熟語で使用される例は「檮昧」がほとんどのようなので「昧」の意味が影響しているのかもしれません。
「昧」という字は「夜明け=うすぐらい」から転じて「道理にくらい」という意味ができたようです。
「昧」を使う漢字で似たような意味の熟語に「蒙昧(もうまい)」があります。こちらも「蒙」の字に「道理にくらい」という意味があります。
意味だけ見ると同じように見えますが、「檮昧」は自分がふつつか者である、という意味で謙譲語として使われることが多く、「蒙昧」は自分ではない誰かのことを表現する時に使われることが多いようです。
微妙な違いではありますが、「檮昧」の意味や読み方を是非覚えてくださいね。
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