「卯酉」の読み方をご存じですか?
「卯」も「酉」も十二支で使われる漢字ですが「うさぎとり」とは読みません。
それでは、いったい何と読むのでしょうか?
「卯酉」の読み方のヒントはこちら
- ひらがなで書くと「ぼ○○う」の4文字
- 音読みです
- 方角でも使われる言葉です
以上の3つのヒントから考えてみてください。
「卯酉」の読み方、正解は・・・
正解は
「ぼうゆう」
です!
「卯」は「うさぎ」の他に「東」をあらわす漢字です。「酉」は「とり」の他に「西」をあらわす漢字です。
つまり「卯酉」は「東と西」「東西」という意味になります。
「子午線」と「卯酉線」
「卯酉」と同じように干支の漢字を使った言葉でよく見かけるのは「子午線(しごせん)」という言葉ではないでしょうか。
「子午線」は「子」が「北」、「午」が「南」をあらわしており、「南北」や北極と南極を結ぶ「経線」のことを言うことが多いですが、天文学上は「天球」と呼ばれる地球の外側にある仮想の球の「天頂」と「天の北極」「天の南極」を通る円になる線のことになります。
この子午線と直角に交わり、天頂と東と西の方位を通る円になる線が「卯酉線」になります。子午線も卯酉線も天頂を通っているため、地球上の「経線」に対する「緯線」の関係とは異なります。
方角をあらわすだけでなく天文学でも重要な役割を持っていた「卯酉」の読み方を是非覚えてくださいね。
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