今回のお題は「幇間」「鳩居」「野箆坊」です。

どこかで見たような気もするけどなかなか難しい…

あなたには全て読むことができますか?

1問目はこの漢字から!「幇間」

「幇間」って、見慣れない漢字ですよね。

ふうかん」?「ふうま」?

残念ながら、どれも間違いです。

日本に現在、数名しかいない絶滅寸前の職業を表している漢字なのですが。。。

何と読むのか、さっそく見ていきましょう!

「幇間」の読み方のヒントは・・・?

それでは、「幇間」がどんな仕事かをヒントにします!

  • 落語や舞踊と並ぶ、日本の伝統芸能の1つです。
  • お座敷で芸者や舞妓を助けながら場を盛り上げる仕事です。
  • 俗称、「太鼓持ち」とも呼ばれますが「幇間」が正式名称です。

読み方はひらがなで「〇〇かん」の4文字です。

さあ、分かりましたか?

「幇間」の読み方の答えは・・・

正解は、「ほうかん」でした!

「幇間(ほうかん)」は芸者や舞妓とともに宴席に出て、客の遊びに興を添える職業の事です。

三味線や歌、軽快な話芸や滑稽な踊りなどで客を笑わせます。

その歴史は古く、元禄の時代には幇間(ほうかん)を専業とする者が現われていたと言われています。

「幇(ほう)」には「助ける」と言う意味があり、「間(かん)」は「人と人との間」と言う意味、つまり「幇間(ほうかん)」は「人間関係を助ける」という意味があるのです。

俗称として「太鼓持ち」とも呼ばれます。

「太鼓持ち」と言うと偉い人にへつらって持ち上げる者と言う意味があり、あまり良いイメージではありません。

ところが実際の「幇間(ほうかん)」は、現在日本に数名しかいない、体験貴重な職業なのです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!

2問目はこの漢字!「鳩居」

あなたは「鳩居」を何と読みますか?

はとい、はときょ…なかなか難しいですね。

3つのヒントから予想してみましょう!

「鳩居」の読み方のヒントは?

1.「鳩居」をひらがなにすると「〇ゅ〇〇ょ」になります。

2.鳩の性質に関係する言葉です。

3.『維鵲有巣 維鳩居之』詩経「鵲巣」より引用

正解は…

正解は「きゅうきょ」でした!

「鳩居」とは、仮住まいや借住まい、夫の家を自分の家にすること。

自分の住まいを謙遜して言うこと、または他人の成功や地位を横取りする意味でも使われます。

「鳩居」の由来は、3つ目のヒントにある詩経(中国の詩集)です。

昔の中国では女性が自力で家庭を営むことができなかったため、嫁いで夫の家をわがものにすることを例えました。

どうして「鳩」が出てくるかというと、鳩は巣作りが下手なので、鵲(カササギ)の巣に住んで卵を産む(托卵)性質があるからです。