「世迷言」の読み方の答えは・・・
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正解は、「よまいごと」でした!
「迷」を「めい」と読むか?「まよ」と読むかが問題になっていましたが、実はどちらも違って「まい」と読むわけです。
「まい」という読み方は思いつかないかもしれませんが、「迷子(まいご)」も「まい」と読ませていますよね。
ちなみに「世迷言(よまいごと)」は、愚痴や不平・不満を独りごとでつぶやくことを言います。
実は、「よまいごと」と正しく読める人は約6割、3割は「よまよいごと」と間違えて読むという調査結果があるそうです。
正しい読み方を覚えましょう!
最後はこの漢字!「荏苒」
「荏苒」を何と読みますか?
現代ではあまり使われない日本語ですが、昔の文学にはよく出てきました。
読めれば知性がキラリと光ります。
「荏苒」の読み方のヒントは?
1.「荏苒」をひらがなにすると4文字になります。
2.「荏苒」の類語には「延々」「漫然」「頓挫」などがあります。
3.『荏苒今日に到った。』大鹿卓「渡良瀬川」より引用
正解は…
正解は「じんぜん」でした!
「荏苒」とは、なすことのないまま歳月が過ぎること。ものごとが延び延びになるさま。
「荏」の音読みは「ジン」「ニン」、訓読みは「え」「荏らか(やわらか)」。漢検準1級9画の漢字です。
「苒」の音読みは「ゼン」、訓読みはありません。漢検準1級8画の漢字です。
どちらも画数が少ないのですが、見かけることは少ないですね。
「荏苒」を用いたことわざとして、「荏苒時を許さず」が有名。
「何もせず時が過ぎていくのは時間の無駄」という意味です!
「荏苒」は、昔の小説では非常によく使われていました。
例
『このまま荏苒、時を過ごしていたなら、』太宰治「新ハムレット」より引用
『荏苒として時がうつった。』横溝正史「人形佐七捕物帳」より引用
あなたも機会があったら使ってみてはいかがでしょう?